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全校からのお知らせレポート

スーパーメディカルサイエンスプログラム1日目


みなさんこんにちは。スタッフの河野です。

スーパーメディカルサイエンスプログラムが、本日から3日間、東京理科大学薬学部(野田キャンパス)で行われます。
その様子をレポートします。
理科大薬学部は、最寄駅東武野田線運河駅より徒歩20分のところにあり、やっとの思いでたどりついた正門前でまずは記念撮影。

これから始まるプログラムに皆期待を膨らませています。

9時30分からオリエンテーションを行い、その後、TAの方の本日の実習説明です。
教授による事前講義を2週間前に受講して、しっかり予習をして臨んでいますので、みんなうなずきながら講義を受けていました。
今回の実習は、みなさんご存じのバッファリン、EVAなどの解熱・鎮痛剤の主成分であるアスピリン、アセトアミノフェンを合成し、その効果を確かめていきます。


講義が終わると早速白衣に着替え、実験開始。

みんな未来の研究者といった感じで様になっていますね。

初めて触れる実験器具。高校で使っているものとは違って、本格的。 最初は恐る恐る器具を持つ手もちょっぴり震えていましたが、慣れてきたらスイスイ。
TAの方から、筋がいいねとお褒めの言葉も。

あっという間に時間が過ぎ、しばしお昼休憩。青木先生、秋本先生、そしてTAの方と食事タイムです。TAの方は少し年上のお兄さんお姉さんという感じで、いろいろ大学生活のことなどを聞きながら盛り上っていましたね。


実験は、単に行って結果を出すだけでなく、その過程や理論が大事。
今一度、実験を振り返ってチーム内で結果に対して、その過程や理論を確認しあいます。


さて、前半戦も大詰め。最後に合成したアスピリンやアセトアミノフェンがどれだけできたかを測ります。
この作業はとても重要で、一定の原料からどれだけ完成品を作ることができたか(収率)を求めます。
合成した薬剤の重さを測った後、計算にて収率を求めます。
どの班もしっかり計算できていました。頼もしい。

どの班も収率は60%~70%。TAの方からは、まずまずですね。との言葉を頂きました。

さて、後半は、前半で作成した薬剤がどのくらい効き目があるのかを、実際の細胞を使って調べていきます。
その、前段階として、細胞の培養の実習です。ラットの血管表皮の細胞、白血病の患者の血液細胞を使うそうです。

新しい実験器具が登場し、その使い方を学んだり、顕微鏡で細胞を観察したり、培養用のプレートに細胞を含んだ液を落とし、その中に細胞がいくつ存在するかをカウントします。

本日の実習は、途中夕食をはさみ、21時まで行われました。
培養の実習を振り返って、TAの方が最後に培養に用いる液体の説明をしてくださり、みんなしっかりメモをとっていました 。

いよいよ明日は、この細胞に前半で作成した薬剤を投与して、細胞にどんな変化が起きるかを調べるそうです。今から楽しみですね。
しかしながら、みんなハードワークで、私がこのレポートをまとめる頃には、みんな眠りについていました。

明日へ続く

投稿者:河野 信貴

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