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横浜校レポート

メディカル系プレゼンツ☆栄養NAVIシリーズ! 花粉症はどうして発症するの?


皆さんこんにちは!

早稲田塾横浜校担任助手の木村日菜子(神奈川県立保健福祉大学2年・県立光陵高校卒・早稲田塾第38期)です。

医療メディカル系の大学に通う担任助手が

医療メディカルに関する日常の役立つ情報をお届けする、

メディカル系プレゼンツ☆栄養NAVIシリーズ!

さて、横浜校の所在する神奈川県でもスギ花粉がとびはじめ、

鼻がむずむずしたり、のどや目がかゆくなったりと

つらい花粉症の症状が出てきている方も多いのでは?

実際に私も、ここ数年で花粉症の症状が出るようになり、

山地へ旅行にでかけたら、電車を降りた瞬間にくしゃみが止まらなくなりました。

実はこの花粉症、アレルギーと同じメカニズムなのです。

今回は、少し「免疫学」の話も合わせながら、

花粉症やアレルギーをおこすメカニズムを見ていきましょう。

アレルギー症状を起こす原因物質をアレルゲンとよびます。

アレルゲンは体内に入ると、生体を守る機構である免疫システムを反応させます。


造血幹細胞に由来する血球系細胞であるマスト細胞(またの名を肥満細胞といいます)は

体内のあらゆる組織に存在しています。

肥満細胞は、IgEというたんぱく質を介してアレルゲンを認識する能力をもっており、

アレルゲンIgEに結び付くと、肥満細胞が活性化されて

ヒスタミンなどの化学物質が放出されます。

これら化学物質が生じると、炎症や免疫反応が起こり、

アレルギーの症状が発症するのです。

つまり花粉症の場合、

スギやヒノキなどの植物の花粉がアレルゲンとなり

体内に入って肥満細胞が活性化されることで、

鼻水やくしゃみなどの花粉症独特の症状が発症する、ということです。

 ここまで、花粉症が発症するメカニズムを見てきましたが、

そんな花粉症の予防法は、もうみなさんご存知のとおりですね。

・外出するときはマスク、めがねを装着!

服や布団を払ってから入室し、花粉を室内に持ち込まない!

・免疫機構を正常に保つため、規則正しい生活を!

メカニズムを知った上での予防は、知らないときよりも効果が上がります。

少し専門的な話になりましたが、

基本的な免疫のシステムは生物や生物基礎の学習範囲でもあります。

身近なことから結び付け、学習につなげてみてくださいね!

以上、メディカル系プレゼンツ☆栄養NAVIシリーズ「花粉症」でした。

早稲田塾では、新年度招待講習を行っております。

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投稿者:木村 日菜子

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