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青葉台校レポート

高校生、またその保護者の方へ贈る Withコロナ時代の大学受験論考#10 【オンラインコミュニケーション編】


みなさんこんにちは。早稲田塾青葉台校の阿部倫太朗です。

前回に引き続き、コロナ時代の大学受験の論考 第10弾を皆様にお届けします。

現役高校生の大学受験指導を15年間やってきた経験から、価値ある情報を皆さんにお届けすることで、少しでも高校生やその保護者の方の、先行きが見えない不安を解消できればと思います。

今回は「オンラインコミュニケーション編」です!

オンライン面接への準備を始めるべき
 5月8日(金)世界的経済誌Forbsに「ズーム会議で存在感を発揮する5つのコツ」(https://forbesjapan.com/articles/detail/34308)という記事が投稿され、にわかにビジネスマンの間で話題になっている。(Shelcy V.Joseph) 多くの企業人がテレワークを強いられる中、オンライン会議システム(Zoom) で存在感をアピールすることの難しさに直面しているからだろう。#9で詳しく触れたが、5月14日に文部科学省から全国の国公私立大学に新型コロナウィルスの影響を考えて、総合型選抜、学校推薦型選抜において、オンライン面接やオンラインによる講義理解力ストなど、遠隔からでも受験ができる配慮を考えるようにと通達が出た。また、慶應義塾大学SFC9月入学AO試験では、すでに遠隔面接の実施が発表されている。ビジネスマンに限らず、受験生もオンライン会議システムの特性を理解し、適切なプレゼンスを発揮できる準備を今からすべきであろう。

仮想空間と実空間の本質的な違い
 Herqen社のイーレフェルド社長兼CEOは、「仮想空間でその場の主導権を握るのは難しいこともある。ビデオを通した集まりでは、身体的な手がかりの大部分が排除されているからだ」と述べた。通常の会議では、場をしきるファシリテーターや場の意思決定権の強いメンバーが全体を見渡せる位置に座るなど、会議空間の設定によっても、物言わぬヒエラルキーが現出する。しかし、Zoonを利用したことがある人は分かると思うが、一画面に最大25名の顔がランダムに並び、その画面サイズはすべて同一なのだ。この均等化が、通常会議でのパワーバランスと異なる力学を発揮するから面白い。早稲田塾でも完全オンライン授業に移行した。そこで、この効果のプラスの側面が塾生を主体とした双方向のアクティブラーニング空間として、対面よりむしろ適した環境であることにすぐに気が付いた。現在、大学教授や有識者と共同開催している未来発見プログラムでは、教授と塾生が画面上同じプレゼンスとなる。まさに、車座になって議論する場が現出していると言える。オンラインが対面との比較で場の価値が劣るという安直な意見はもはや古い。また、オープンチャットを利用すれば、複数の意見や議論を同時進行で進めることすらできる。むしろ、デジタルネイティブ世代にとっては、このほうが同町圧力を気にせず、言いたいことが言えるようだ。

遠隔面接ソフトウェア会社Herqen流5つのコツ
1.その場に集中し、関わりを持ち続ける
2.確信を持って話す
3.姿勢に注意する
4.プロフェッショナルな見た目と態度を持つ
5.自分の能力を信じる


具体的な内容については、元記事の解説を読んでいただくと分かるが、これらを大学受験の遠隔面接に置き換えて解釈してみよう。まず、1において重要なのは、話し手に「私はあなたの話を集中して聞いている」ということを画面越しに伝えることである。そのためには、「目線」「頷き」「メモ」の3点に気を配るとよい。まず「カメラ」の位置を、目線が水平になるように目の高さに揃える。机の上にPCを置くと、カメラ位置は目の高さより下になることが多い。しかし、「見下す」という言葉があるように、目線が下に向くと格段に印象が悪くなる。PCの下に学習参考書などを積み上げて高さを揃えよう。また、別売りのWebカメラを購入する場合などは、設置場所はディスプレイから極力離さないことも重要だ。こちらは画面上の相手の顔を見ているつもりでも、目線がカメラから外れると話を聞いていないように見えてしまうというジレンマがあるからだ。また、頭の頂点から手元までが見えるよう、カメラから少し距離を取る。そうすることにより、頷きやメモを取るなど熱心に話を聞いている姿がきちんと相手に見える。3.の背筋を伸ばすというのは、対面面接でも常識だが、目が悪い人やスマホなど小さなディスプレイで参加すると、目を凝らしておのずと姿勢が悪くなることもあるので注意しよう。できれば、ディスプレイは大きい方が良いだろう。

言い切り、滑舌、間など、プロに学ぼう
 2.「確信を持って話す」については、とりわけ重要であろう。まず、認識すべきは、自分が聞いている自分の声と、オンラインを通じて相手に聞こえる声は違うという事実だ。カラオケなどで、初めて自分の声を客観的に聞いたときのあの気持ち悪さは誰もが経験したことがあるだろう。また、マイクの収音性能やお互いの通信環境、相手のスピーカーの性能など、様々なファクターにより声が変質してしまう。だから、コントロールできることとしては、少しゆっくり、滑舌よく、そして断定的な言い切りを多用すること。その点、声優やアナウンサー、ラジオパーソナリティなど、プロの技術を学ぶことが重要であろう。早稲田塾では、6月に開講する未来発見プログラム「スーパーブロードキャスタープログラム」で、プロの声優などからそうした技術を学べる機会があるので、活用してほしい。また、まずは高3生に限るが、イメージコンサルタント資格を持ち、企業の人財研修などを手掛ける早稲田塾講師麻加真希氏による「オンラインコミュニケーション講座」が5月下旬に開講されるよう準備をしてきた。今までいろいろとコツを述べてきたが、適した表現法は個々人によって違う。自分のパーソナリティを理解して、なりたい自分像を演じ切ることこそ表現の本質と言える。ぜひ講座を受講したうえで、一人ひとりが自分らしい表現法を考え模索してほしい。結局、表現するとは自分を知ることだ。

結論
 最後に、5.「自分の能力を信じる」は、精神論であって具体的なHOWTOを含んでいない。ただ、強いていうなら自信を持てるかどうかは、話している内容について、それ以前にどれほど考え抜いたかによるということはできるだろう。これは、何も遠隔面接に限った話ではないが、やはり「努力の差」が「パフォーマンスの差」であるという原則は、受験にとどまらずスポーツ競技や音楽ライブなどでも言えることだろう。オンラインで自己を表現する場をどれだけ経験したかが差になることだろう。

執筆者:
早稲田塾青葉台校
校舎長 阿部倫太朗

【自己紹介】
 リチャードファインマンのようなユーモアと知性を兼ね備えた人物を目指したい。高校生のときに深遠なる物理学の世界に出会ったことをきっかけに、学問の面白さを伝えるべく早稲田塾に飛び込んだ。現在は青葉台校にて、進路発見指導を専門とするケアスタッフとして、現場から理想の教育環境を実現すべく奮闘中。

【メッセージ】
高校生、またその保護者の方へ贈る
『Withコロナ時代の大学受験論考シリーズ』
今後、様々な大学受験情報をこちらのページを通じて発信していきます。現役高校生の大学受験指導を15年間やってきた経験から、価値ある情報を皆さんにお届けすることで、少しでも高校生やその保護者の方の、先行きが見えない不安を解消できればと思います。ご意見や感想、または要望があれば、コメントにいただけると幸いです。

【バックナンバー】
#1「大学情報収集術編」4月24日
https://www.wasedajuku.com/article/wasedane_aobadai/post-18740/ 

#2「受験校選択編」4月27日
https://www.wasedajuku.com/article/wasedane_aobadai/post-18744/ 

#3「AO・推薦入試実施延期編」4月30日
https://www.wasedajuku.com/article/wasedane_aobadai/post-18790/

#4「志望大学学部選び編」5月3日
https://www.wasedajuku.com/article/wasedane_aobadai/post-18960/

#5「未来の大学入試編①」5月6日
https://www.wasedajuku.com/article/wasedane_aobadai/post-18963/

#6「未来の大学入試編②」5月9日
https://www.wasedajuku.com/article/wasedane_aobadai/post-19235

#7 「教室のデジタル化のゆくえ編」5月12日https://www.wasedajuku.com/article/wasedane_aobadai/post-19375/

#8 「慶應法学部FIT入試&中央大学法学部チャレンジ入試編」5月16日https://www.wasedajuku.com/article/wasedane_aobadai/post-19580/

#9 「慶應義塾大学SFCAO入試編」5月20日https://www.wasedajuku.com/article/wasedane_aobadai/post-19805/

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投稿者:阿部 倫太朗

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