青葉台校レポート

慶應義塾大学の入試情報~小論文対策はどうやって?~

皆さんこんにちは!青葉台校担任助手の西田翔です。今回は慶應の入試にて出題される小論文対策についてお話します。制度の概要についても触れているため、慶應義塾大学について少しでも興味を持っている方はぜひご覧ください!


★慶應義塾大学の大学入試の特徴:小論文って?★
 先述しましたが、慶應の入試の特徴はやはり小論文でしょう。一般選抜、総合型選抜ともに、学部によって名称は異なりますが、多くの学部にて小論文型の試験が実施されています。以下のように、文系選択をした慶應志望の皆さんは、ほとんどの場合小論文を解く必要があるのです。たとえば、総合政策学部や環境情報学部では配点の半分が小論文であるといったように、慶應の試験では小論文がとても重要であることがわかります。 「小論文」という試験があることとその重要性を確認した上で、次にその内容と対策の必要性について触れていきたいと思います!

 ☆参考:小論文型の試験を課す学部一覧☆
<一般選抜(方式によって異なる場合があります)>
 文学部、経済学部、法学部、商学部、総合政策学部、環境情報学部、医学部、看護医療学部
  ※理工学部、薬学部を除く全学部! 
<総合型選抜>
 文学部(自主応募制)、法学部(FIT入試)


 ★小論文の特徴と難しさ:学部ごとの特色と文章を「書く」こと★
そもそも、小論文とは、与えられた文章やグラフについて読解をしたうえで、自身の考えについて文章の形で述べる試験形態です。ここから分かるように、小論文では①文章の読解力②自身の意見を述べる力(=論証力)が求められています。これからはそれぞれについて何がポイントなのか整理していきたいと思います! 

☆読解力☆ 
 特徴は各学部の特徴が前面に出た内容が出題される点です。文学部なら人間や言葉などの概念について、法学部なら法律や政治の問題について問う内容が出題されます。ある年の出題では、設問が200字程度であるにもかかわらず、400字程度の意見を求められることがありました。その出題意図となる各学部の特徴について知らないと、何についての考えを書けばいいのか分からなくなることが多々あります。そのため、そもそも読解する力を養うだけでなく、学部ごとの特徴について理解しておく必要があります。 
 文章の内容について正確に読解すること、さらに言えば出題された文章が何を論点としているのか理解できないと、次に示す論証にて「あなたの考え」を述べることができなくなってしまいます。その意味で、読解力は前提として非常に重要かつ難解なのです。

☆論証力☆ 
 あなたの考えを述べなさいと言われている以上、明確に問いについて意見を論述する必要があります。そのためには、論理的な思考能力やその考えについて時事といった具体例を用いることも意見の説得性を増すためには必要です。 
 現代文の授業などでは、文章を読み設問に答える訓練を多く行いますが、それについて自分なりの考えを持ち、さらには文章として書く機会はあまりないかと思います。私も受験生時代、「なんとなくこう思う」というところまで考えられたとしても、それを言語化するとなると多くの点で困ってしまいました。与えられた文字数の中で自分の考えをしっかりと書けるようにする対策は繰り返し行う必要があります。


★早稲田塾ならではの対策:慶應義塾小論文、法学部FIT入試二次試験対策講座★
特徴的であることが分かったとしても、どのように対策をすべきか正直よく分からないことが多いのが現状です。以上の点を踏まえ、早稲田塾の講座を活用したオススメの対策法を紹介します!

☆慶應義塾小論文☆ 
本講座では、どのように文章を読解していくのか基礎から確認した上で、論理的に意見を構築できる思考能力を養います。また、文学部・法学部・総合政策学部・環境情報学部の問題を取り扱い、問題を通じて学部理解を同時に行います。一般選抜への対策はもちろんのこと、総合型選抜の受験において必須となる大学・学部の学びの視点も獲得できます。

☆法学部FIT入試二次試験対策講座☆
法学部の総合型選抜であるFIT入試にて行われる科目について特化して対策を行います。A方式対策講座では模擬講義を踏まえた論述試験と口頭試問について、B方式対策講座では総合考査と面接試験についてそれぞれ対策を行います。私自身、本講座の担当をしていますが、試験そのものの対策ができるだけでなく、法学部の受験において最低限必要となる法学部的視座や重要な概念について学ぶことができ、探究活動へ直結した学びも得られます。

 塾生の皆さんからも「小論文は対策しなくても現代文の授業で事足りるのではないか」や「小論文は直前期に対策すればいいのではないか」といった声を多く聞きます。実際、私自身、受験生の時に直前に頑張ろうと思っていた時期がありました。しかしながら、先に触れたような難しさがあるために、早いうちからまた継続的に問題に触れ、難しい文章に慣れることや必要な知識の暗記を行う必要があります。そのため、授業毎の復習を徹底的に行い、講座にて学んだポイントをしっかりと押さえることで、実際の試験ではその成果をしっかりと発揮することができました。合格のために、むしろ早いうちからコツコツと対策を行っていきましょう!


★早稲田塾招待講習のお知らせ:対策について触れられます!★
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