広報部からのお知らせレポート
共通テスト&受験対策!担任助手の国語勉強法【古文・漢文・現代文】
公開日:2025年08月05日
皆さんこんにちは!早稲田塾広報部担任助手の福地優良(クラーク記念国際高等学校卒・お茶の水女子大学 共創工学部 文化情報工学科1年)です。
今回は、私が受験期に実践していた古文・漢文・現代文の勉強法をご紹介します。
文系志望の方はもちろん、共通テスト対策で国語が必要な理系の皆さんにも参考になる内容だと思いますので、是非最後まで読んでみてください!
📖古文✍
私はもともと古文が大の苦手で、最初は意味も文脈も全然つかめず、何度も心が折れそうになりました。
ですが、そんな私でも最終的には比較的安定して点が取れるようになったのは、基礎を丁寧に積み上げたからです。
まず取り組んだのは、古文単語の暗記です。
私が使っていたのは、約300語が掲載されている王道の単語帳。一気に詰め込もうとせず、少しずつでも毎日やることを大切にしました。
同時に力を入れたのが文法の暗記です。
まずは動詞の活用、助詞・助動詞の意味や接続も参考書を使って徹底的に覚えました。
文法と単語がある程度固まってきたら、次は古文常識の勉強です。古典として扱われている作品には、現代とは異なる価値観が存在しています。かつての常識を理解することで、登場人物の行動や心情がぐっと掴みやすくなりました。
最後はやはり演習です。私は学校や塾で手に入れた問題集を使って、本文の構造を意識しながら解く練習を繰り返していました。
この際、解きっぱなしではなく、「どの文法が使われていたのか」「どこで主語が入れ替わったのか」など細かく復習するよう意識していました。
📖漢文✍
個人的に、漢文は古文よりもはるかに簡単だと感じていました。大学入試で出題される内容の多くは、訓読を完璧にするとスラスラ解けるので、勉強すればするほど得点につながるでしょう。
最初に取り組んだのは、句法と返り点や送り仮名などの読み方のルールの暗記です。古文よりは覚えることが少ないため、効率的に学習が進みました。
さらに、漢字の意味や読み方の暗記も欠かせません。ここでのポイントは「書けなくてもいいから意味と読みだけは絶対に覚える!」という意識をもつことです。
演習に入ってからは、音読して構文をなぞる練習も行いました。
読解ミスをした問題は、何度も本文を読み直して「どこで読み間違えたのか」など振り返ることを習慣にしていました。こうした丁寧な復習を重ねることで、漢文の型が自然と身につくようになると思います。
📖現代文✍
「現代文はセンス」たまにそんな言葉を耳にしますが、私は積み重ねと技術で伸ばせる科目だと思っています!
現代文の対策としてまずおすすめしたいのが、現代文キーワード集の活用です。
現代文に登場する評論文では、抽象的な語彙や専門用語が頻出します。これらを日頃からストックしておくと、本文中の内容がスッと理解できるようになり、論理的に読める感覚が身に付きます。
同様に、問題の読み方・解き方の型を学ぶことも非常に重要です。様々な読解テクニックの載った参考書を使って、その技術を一つ一つ習得していきました。
また、問題集を使った演習の際は、「なんとなく」で選ばないことを徹底していました。
答えを選ぶときは必ず根拠を持つこと。設問に対する答えがどの段落・どの文章にあるのか、本文と照らし合わせて説明できるレベルで回答する習慣をつけるように意識しました。
また、復習の際には「なぜ間違えたのか」だけでなく、「なぜ正解なのか」まで掘り下げて読むようにしていました。この”納得するまで読み直す”という習慣が、現代文を得意科目にしてくれた要因だと思っています。
いかがでしたか?
今回ご紹介したのは、あくまで私の実体験をもとにした勉強法ですが、どれも今日から取り入れられる内容ばかりです。
国語はセンスや才能で片づけられがちな教科ですが、実際は日々の積み重ねが力になる科目です。
苦手な人も焦らず、一つひとつ丁寧に向き合っていけば、きっと得点源に変えていけます!!頑張れ受験生💪📣