全校からのお知らせレポート

「竹中平蔵 世界塾」冬期講習一日目


「竹中平蔵 世界塾」冬期講習の初日がスタートしました。6月からスタートした第11期も、修了式を含めて残すところあと4日。冬期講習の三日間は、経済古典について学びます。

「経済学はそもそも共同体、あるいは社会の在り方について考える学問。人間は社会をつくってきたから生き延びてきた。それは、人間は社会の中でしか生きられないということでもある。だからこそ、社会について考えることは自分の生き方について考えること。そして、その時代、その時代において社会をどうとらえてきたのかについて考えることが、経済古典を学ぶということ。」

前段に続き、竹中先生から塾生たちに質問が飛びます。

「では、みなさんはどんな社会をつくりたい?」

「いまの社会の問題点は何?」

「つくりたい社会を実現するにはどうしたらいい?」

「そうなっていないのはどうして?」

竹中先生から次々と投げかけられる問いに、塾生たちの思考も深まります。

「1776年、アダム・スミスが『国富論』を書いた年を経済学の誕生とするならば、そもそもなぜこの時代に経済学が生まれたのか?それまでは、昨日と今日は同じような日々だった。しかしこのころから、昨日と今日が違う、つまり社会に変化が起き始めた・・・」

アダム・スミス、さらにマルサスへとつながる議論に、塾生たちも引き込まれていきます。

4時間にわたる本日のプログラムの後半は、修了式で行うグループプレゼンテーションの準備時間。今年は、「社会の必要性に答えながら、日本の財政赤字をどう解決するか?」ということをテーマに、英語でのプレゼンテーションを行います。

冬期講習はまだ始まったばかり。学びと思考の日々が続きます。

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