吉祥寺校レポート

私を成長させてくれた「竹中平蔵世界塾」

みなさんこんにちは。早稲田塾吉祥寺校担任助手の市川綾乃です。(早稲田大学文化構想学部文化構想学科国際日本文化論プログラム1年)です。

今日は竹中平蔵世界塾の第10期・11期を通して感じたことなどを話したいと思います。


私とこのプログラムの出会いは、高校2年時の夏に「竹中平蔵世界塾 香港研修」に参加したことから始まります。

初めは不安も多くありました。国際問題に何となく興味はあっても、歴史や現在の国内外の政治についてはよくわかっておらず、国際問題や社会問題について扱う講義についていかれるのか、とても心配でした。しかし、世界塾はわからないことを素直に聞くことができる場でした。印象に残っているのは、竹中先生がお話しされていた時事問題について知らなかった時、質問をしたところ、それを思い切り褒めてくださったことです。当時はわからないことをわからないと言えることに関して絶賛していただいたことに驚きましたが、そういう温かいコミュニティだからこそ何倍にも成長できるのだと思います。

また、私は帰国子女だったこともあり英語はある程度できましたが、自分では苦手意識のほうが強く、帰国子女であることすら隠そうとも考えていました。過去に何度も「帰国子女だから」という理由で差別にあったり軽率な発言により傷つけられたことから、「英語が完璧にできる」というレッテルを張られるのが怖かったからです。英検も準1級も中々合格できずにいました。

ですが、プログラムの中で英語でプレゼンテーションを行ったり、リサイトや英語における礼儀などを学ぶ中で、英語が徐々に好きになりました。学校で文法を学んだり英文を暗記して答える授業とは違い、ティファニーのポスターのキャッチフレーズを日本語で考えたり日本国憲法を英語で暗記する機会もあり、多くのものを学ぶ機会がありました。そういう特別な経験をする中で翻訳について興味を強く持ち始めました。実際それがきっかけとなり受験の研究テーマが日本の曲の英訳になりました。


そして、私にとって世界塾第10期・11期の塾生たちは一生モノの仲間だといえます。
全員それぞれがいろんな能力を持っていて同じ塾生という視点でも個々の成長を日々感じ、自分も頑張らないと、と励まされました。私はだれかと比べて特別何かできる能力はなく、ずっと泣いてばかりいる塾生でした。それでも自分の中で決めて守ってきたルールは「些細なことでも全力で走ること」です。

「走る」と言いましたが、精神的にも物理的にも走っていました。英検受験のために初回の授業に出られなかった時も終了時間間近に新宿校まで走ったり、毎回の感想を具体的、かつ思ったことを率直に、将来見返してもわかるように書いたりなど、など一つ一つは小さなものでも一生懸命やってきました。だからこそ、受験本番が始まってからも、あきらめずに前を向き続け、笑顔で世界塾のみんなに受かったよと報告できることを目標に乗り切ってきました。

合格したときも、一番にそれを伝えたいと思っていたのは誰よりも世界塾のみんなだったので、高校終わって走って駆け付けました。
私にとって竹中平蔵世界塾はとても大切な場であり、自分もほかの塾生もお互い刺激しあいながら成長できる場です

今年は担任助手としてまた世界塾に参加します。今年の世界塾生はどんな塾生がいるのか、皆さんと会えるの心から楽しみにしています


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