広報部からのお知らせレポート

理工系学部 合格のリアル〜先輩に聞く受験と塾生活〜


広報部担任助手の福地優良(クラーク記念国際高等学校卒・お茶の水女子大学共創工学部文化情報工学科1年)です。

今回は、理工系の学部に現役合格した先輩たちに、志望理由やタメになった授業などについてインタビューをしてきました!

理工系を志している人はもちろん、今まで考えたことがなかった人にとっても、「こんな道があるんだ!」と新たな発見があるはずです。

ぜひ最後まで読んで、受験や進路選びのヒントにして頂けたら幸いです!

今回は以下三人の先輩の回答をまとめました。【 】には各先輩の【合格した大学・受験方式・受験年度・出身校・夢】を記載しています。


👧一人目:貫 彩乃さん【早稲田大学 創造理工学部・総合型選抜(創成入試)・2025年度・品川女子学院高等部・ 光の価値観を変えられるような建築家】


🧑二人目:小美濃広喜くん【明治大学 理工学部・総合型選抜・2024年度・成蹊高校・環境に配慮した半導体の生産】


👧三人目:北村 有珠さん【慶應義塾大学 理工学部・AO入試・2024年度・ 東京都市大学等々力高校・戦術だけでなく、心理的側面からもサポートするスポーツアナリスト】



Q「まず大学学部を選んだ理由を教えてください。」

貫さん

「理系でありながらも、建築の歴史や都市デザインなど、技術と芸術を総合的に学ぶことができるためです。建築士になるにはこうした文系の要素も必要だと思っているので、シラバスや先輩方の話を聞いて志望しました。芸術表現をとても大事にしている学部だと理解しています。」

小美濃くん

「僕は『環境に配慮した半導体』を探究テーマにしており、それを実際に研究していたのが明治大学でした。他の大学も調べてみましたが、『環境に配慮した」という部分に力を入れていそうなのが明治大学だったので、ここを志望校に選びました。」

北村さん

画像センシングに精通した教授がいる慶應義塾大学理工学部で、画像センシングを使った計測システムを開発したいと考えていたからです。 私は、瞬きの回数と運動パフォーマンスの関係性に着目し探究活動を行なっており、その結果、瞬きの回数によってパフォーマンスの精度が変化することがわかりました。そこから計測システムを作るためにはどうするべきか、画像センシングという技術を用いれば測定するシステムが構築可能になると考えています。」


☝🏻同じ理工系学部でも、大学によって学問の内容は多様で、それぞれの「学びたい!」には個性があることがよく分かりますね!



Q「タメになった授業・カリキュラムを挙げてください。」

貫さん

「早稲田大学の建築学科は入試に実技試験があります。その対策として『建築・芸術系(実技)講座』がとても役立ちました。この講座では週1回、デッサンやデザインを提出し、フィードバックをもらいます。他の塾生の描いた絵を見られるのも大いに参考になりました。 」

小美濃くん

「『総合型・学校推薦型選抜特別指導』です。最初は人前で発表することや周囲と話して議論を進めていくことが苦手でしたが、受講し続けるうちにどんどん慣れてきて、実戦で通用するレベルの力をつけられました。特に一番身についたと感じているのは思考力。聞かれたこと、求められていることについて考えて答える力です。」

北村さん

「『総合型・学校推薦型選抜特別指導』が一番役に立ったと思っています。この講座は、与えられた問題に対して、5分間で自分の考えをまとめるパートと5分間で4人くらいのチームになって共に答えを考えるパートに分かれています。その後、個人回答とグループ回答を発表し、その回答について塾生同士でメンタリングします。これによって、短い時間内で自分の考えをまとめる力がつきました。総合型選抜の面接で、自分の考えていることを簡潔に教授に伝える際にも活きた思います。」


☝🏻自分の弱点にしっかりと向き合い、実践的なカリキュラムで力を伸ばしていった様子が伺えます!


Q「ズバリ、合格の勝因は何だと思いますか。」

貫さん

人と違うことをやったことかもしれません。メンタリングで塾生の資料を見て、敢えて逆のことをしたり、試験当日の服装もステレオタイプではないものにしたりしました。早稲田塾の講師には、“高校生らしい”目線で社会を見つめ、探究活動を発表するのが大事と言われました。まさにその通りだと思ったし、そこに私なりの自己ブランディングを付け加えて、結果的に合格をつかみ取ったと思います。」

小美濃くん

「日々の生活にメリハリをつけたためだと思います。僕は3年間野球部で活動していて、部活と探究活動を両立していました。部活は部活でしっかりやった後、自習室に行って授業の復習や半導体の探究に時間を使っていました。部活動で疲れている時はゆっくりしたい気持ちになりますし、授業を受けても疲れてしまうことがあります。その時に『やるときはやる』と自分を律することが大事ですが、せっかく勢いをつけてやる気をだしても続けられないと意味がないので、なるべくプレッシャーにならず、継続できるようにしていました。

北村さん

多角的な探究学習と高い活動実績が合格の勝因だと思います。探究学習としては、映画やドラマを見ている時の、瞬きや目の動きに着目していました。目の動きや瞬きに関する論文をくまなく調べ、読んだ論文の中からまたその参考文献を読むことでさらに探究を深めました。探究学習以外の課外活動としては、部活動でやっていたチアリーディングがあります。慶應義塾大学理工学部では全国大会レベルの実績を求められたので、部活動での大会実績を入試で使えたことも、合格の勝因のひとつだと思います。」


☝🏻合格の裏にはそれぞれの自分らしさを大切にしながら積み重ねた努力や工夫があることが分かります!


Q「最後に今後の展望について教えてください。」

貫さん

「将来に向けて個人的に関心があるのが環境分野です。その点、創造理工学部には消費エネルギーと建築について手厚く研究されている教授がいます。その教授のもとで建築が環境に及ぼす影響などを深く勉強したいです。できれば大学院まで進み、研究を続けられるのが理想です。」

小美濃くん

「将来は、半導体に携わることで世界を変えていきたいと思っています。みんなが半導体について詳しいわけではないし、知らないうちに半導体が入っている製品を使っている人もいると思います。たとえ知らなかったとしても、今までよりも快適にそういう製品を使える社会にしたいです。」

北村さん

「将来の夢は、戦術だけでなく心理的な側面からもチームを勝利に導ける、スポーツアナリストになることです。私は、スポーツを見ることが好きなのに加え、分析することが好きだったので、その2つを掛け合わせたスポーツアナリストという職業が向いているのではないかと思いました。自分の強みを他の人に還元することによって、色々な意味で影響を与えられる人になりたいと思います。」


☝🏻学びを通して社会や世界にどう貢献したいかが明確であるからこそ、大学への熱意が高まるのですね!



いかがだったでしょうか?

ぜひ今回のインタビューを参考に「自分らしい進路選択」への一歩を踏み出してみて下さい。


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