広報部からのお知らせレポート
「これが将来につながった!」早稲田塾の未来発見プログラムで夢に近づいた先輩たち
公開日:2025年08月05日
皆さんこんにちは!早稲田塾広報部担任助手の福地優良(クラーク記念国際高等学校卒・お茶の水女子大学 共創工学部 文化情報工学科1年)です。
早稲田塾では、受験勉強だけでなく、将来を見据えた多様なプログラムを通じて生徒一人ひとりの可能性を広げています。
今回は、実際に「未来発見プログラム」を受講し、難関大学に合格した先輩たちの体験談をご紹介します。
萩原 柚良さん(筑波大学 医学群・看護学群に学校推薦型選抜で合格)
ーー将来の夢につながった「途上国支援」の課題を考える視点
未来発見プログラムで受講したのは「途上国開発援助レポート」です。途上国支援について学ぶ約2か月間のプログラムで、途上国で働いているNGO職員の方などからオンラインで現場の状況を教えていただきました。インターネットで調べるだけではわからないことを学び、参加者同士で「今、途上国で何が問題で、私たちは何を解決しなければいけないのか」と話し合いを重ねました。 その時に感じたのは「現地の文化などの背景をきちんと理解したうえで、何ができるかを柔軟に考える必要がある」ということです。そしてこの視点は、看護の仕事にもつながると気付きました。看護師として、患者様の考え方や価値観をしっかり理解して接していかなければ、患者様が何を求めているのかもわからないし、患者のその人らしさも尊重できない……と。未来発見プログラムで得た学びが、将来の夢の土台になる考え方につながったと感じています。
犬飼 巴菜さん(慶應義塾大学 法学部にFIT入試で合格)
ーーあらためて芸術の尊さに触れた実践型プログラム
「イーハトーブ・カンタービレ~宮沢賢治の世界を表現する~」を受講しました。宮沢賢治ゆかりの地である盛岡に行き、塾生みんなで一つの作品を創り上げる芸術系のプログラムです。創る過程では色々な議論がありましたが、どうにかカタチになってほっとしました。このプログラムで、「バレエで何を表現してきましたか」と問われても、答えることができず、「長年取り組んできたバレエだけど何となく形式的にやってきてしまったのかな」と感じました。このプログラムを通して、芸術とは何かを深く考える機会を得ることができました。また、ダンスや音楽など、多種多様な芸術に携わっている塾生と交流が持てたことも糧になりました。
前田 悠翔くん(慶應義塾大学 総合政策学部に夏秋AO入試で合格)
ーー2つの力を伸ばすことができた「竹中平蔵 世界塾」
未来発見プログラムで最も印象に残っているのは「竹中平蔵 世界塾」です。世界で活躍できる人財の育成を目指すこのプログラムでは、竹中平蔵先生から直接指導を受け、実践的な英語力や国際的なマインドセットなどを養うことができます。出題された問いや自身の探究テーマに関する資料を作成し、プレゼンテーションを行う回もあり、これは自分が今まで挑戦してきたことの中でもトップクラスにハードでした。その分、プレゼンテーション能力と英語でのコミュニケーション能力を伸ばすことができましたし、異文化理解も深められたので、成長を肌で実感できたプログラムでした。
早津 理子さん(横浜国立大学 教育学部に学校推薦型選抜で合格)
ーー日常生活にも、将来の目標にも役立つプログラム
特に印象深いプログラムは「リーダーシップ&リーダーシッププログラム〜交渉学入門〜」です。対話を通じた人間関係の構築方法について講義していただきました。文化祭委員長になってリーダーシップについて関心があったため、人と話すときの言葉選びや話のすすめ方など、とても参考になりました。日常生活においても役立つ内容だったと思います。また、教員という私の将来の夢に活かせると思ったのは、「スーパーAIプログラム2024〜生成AI編〜」です。AI関連企業から講師をお招きし、社会におけるAIの役割について学びました。プログラム最終のグループ発表で、テーマに選んだのが“学校におけるAIの使い方”。教育分野でも役立ちそうだと感じたので、自分にとってメリットが大きいプログラムでした。
谷 健士朗くん(慶應義塾大学 環境情報学部に夏秋AO入試で合格)
ーー未来について考えるワクワクを実感!
私は「宇宙ビジネスを考える」と「スーパーAIプログラム」の2つを受講しましたが、新しい知識を得る楽しさだけでなく、自分と同じ興味を持つ塾生と出会える環境がとても魅力的でした。各分野の専門家による講義を受けた後、塾生同士でグループを作り、最後にプレゼンテーションを行う形式で、「宇宙ビジネス」では現在の宇宙ビジネスの状況や将来の展望について学び、「AIメタバース」では、さまざまなメタバースの事例を学んだ後、2030年のAIメタバースがどのようになっているかを考え、発表しました。 このプログラムを通じて感じたのは、未来について考えることの大切さです。目の前のことだけでなく、未来を想像することは楽しく、より前向きになれると感じたことは、この先にも活かせる経験だったと思います。
藤巻 うららさん(順天堂大学 薬学部に学校推薦型選抜(公募制)で合格)
ーー薬学への扉を開いてくれたスーパーメディカルサイエンスプログラム
いくつか受けた未来発見プログラムの中で、私が一番受講して良かったのは、「スーパーメディカルサイエンスプログラム」です。東京理科大の教授から薬の効き方や創薬についての講義を聞き、また実際に3日間ほど大学へ行って、実験もさせていただきました。実験は教授や大学生の方々にいろいろ教えてもらいながら進め、最後に実験のまとめと考察についてグループでプレゼンテーションを行いました。実験では、細胞に薬を投与して、「本当にこうやって薬が効いていくんだ」ということを実感でき、より薬学に興味を持つきっかけになりました。「薬を正しく飲むことの大切さ」にもあらためて気付くことができ、「患者が薬の飲み忘れをなくすにはどうすれば良いか」という自身の探究テーマにつながったと思います。
【コメント】
先輩たちの体験談からわかるのは、「未来発見プログラム」が単なる知識の習得にとどまらず、将来の目標や進路選択の幅を発見するきっかけになっているということです。
それぞれのプログラムは、医療・芸術・国際関係など幅広い分野にわたっており、実践や対話を通して「自分は何に価値を感じるのか」を深く考える機会になっています。
また、共通してみられたのはプログラムで得た学びが大学受験を超えた視野や、社会での実践力につながっているという点です。探究・表現といった力を磨ける場として、進路を切り拓く大きな一歩になっていることが伝わってきます。
いかがでしたか?
今回ご紹介した先輩たちのように、プログラムを通じて得た経験が進路選択のきっかけとなったり、自分自身の成長につながったという声は多く寄せられています。
気になるプログラムがあった方は、ぜひ早稲田塾の校舎で詳しい話を聞いてみてくださいね!