池袋校レポート

【法学部への大学受験を考えているメンバー必見!】法学部って何をするところ?

皆さん、こんにちは。池袋校担任助手の山崎永麗南(明治大学大学院法学研究科公法学専攻1年)です。



大学受験をする際に、皆さんは必ず各学部で学べることは何か調べると思います。

では、

法学部って何を研究するところでしょうか?

もちろん、法律 ですよね。


では、具体的に法律の研究とは何をするのか?

これは、なかなかイメージがつきにくいメンバーが多いと思います。


でも、法学部を目指すのであれば絶対に知っておくべき内容ですよね。

そのため、この記事を読んで、是非法学部への理解を深めてください。

今回の記事では法律学科の学びを紹介します。


法学部での学びとは…

法律ができた歴史的背景を知り、法律が制定されたことによる社会の変化を学びます。

また、法律は制定から条文や内容が大幅に変わることはありませんが、変化し続ける社会と適合する必要があります。

そのため、「法律の解釈」が重要なカギを握っています。

これを、解釈論と呼びます。

条文で使用されている単語1つ1つの意味を丁寧に分析し、条文の定めている行為に該当することはなにかを検討します。

たとえば、

刑法199条では、人を殺した者に対する刑罰を規定しています。

では、刑法上の「人」とは誰が該当するのか?

妊娠中の赤ちゃんも人なのか?母体から赤ちゃんの頭が出たら人なのか?母体から赤ちゃんの体の半分が出たら人なのか?
これも刑法の研究者の中で議論されています。


他にも、「権利の衝突」も法学部では研究の重要なテーマになります。

一番耳にするのは、表現の自由とプライバシー権の衝突ですね。

両者とも、憲法で保護されている人権ですが、この2つが衝突した場合どちらを優先すべきなのか?

これも法学部での研究になります。

他にも、さまざまな研究をすることができますが、法学部では

論理的思考力を鍛えることができます。

物事を順序立てて考え、問題を解決に導く力は社会で活躍する人財になる上では必要な能力です。


私は、大学で刑法について深く研究し、学部以上の学びをしたいと思い、大学院への進学を決めました。

これも、塾生の際に意識していた「学部とのマッチング」が正確にできたおかげです。

ちなみに、大学院では海外の論文を読んだり、過去の判例をすべて確認したりして、論文を書き進めています。

すべて少人数授業なので、大学以上に専門性が高い内容を扱い、かつ発言量もとても求められています。


皆さんも、大学入ってから思っていたものと違うな、とならないように

実際に大学に通っている私たち担任助手から学問の話を聞いたり、学問の理解を深めてくださいね!


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