大崎品川校レポート

【再掲】大崎品川校の本棚紹介 第1回 ~リーダーに必要な力~

みなさんこんにちは! 大崎品川校担任助手の野田虎太朗(慶應義塾大学法学部政治学科2年)です! 

本棚の本たちを紹介していこうと思います!

去年の私が本棚紹介をした記事を再掲していきます。ぜひ校舎に来て手に取ってみてください!


突然ですがみなさん、早稲田塾に本棚があるのは知っていますか?





 この本棚は飾りではありません! これらは、主に卒塾された先輩方が寄贈してくださったものだそうです。

探求につながりそうなもの新たな価値観に出会えるもの人生観を揺り動かしてくるものなど、

魅力的な本ばかり! 一階の奥では、こんなにも素敵な本たちが密かに皆さんを待っていたんです!


ぜひ皆さん、この本棚に立ち寄ってみてください!

(皆さんの反応次第では、これから本がもっと増えていくかもしれません!)


去年の野田が書いてますね笑 引き続き本棚紹介をしていくので、紹介してほしい本などあれば気軽に声をかけてください!




第1回『交渉学入門』田村次朗(慶應義塾大学法学部教授)





~ハーバード×慶應流~

ハーバード大学で「交渉学」の権威フィッシャー教授に学んだ著者が「交渉学」とは何かをわかりやすく解説し、リーダーに必要な力を説く一冊です。


「交渉」とは、何らかの利害関係が生じているなかで、その関係者間で行われる対話や議論を指します。「交渉」の結果として、両者の間でwin-winの関係が成立していなければなりません。相手を論破してねじ伏せるものではない、ということです。

そして、「交渉」を行うためには「交渉力」、つまり、相手を理解する力相手を説得する力、相手のニーズや目標などを効果的に聞き出す力が必要だといいます。そのような「交渉力」を論理的に実証し、研究する学問が「交渉学」です。

では、「交渉力」はどんな場面で必要になるのか。それは、ビジネス、学校、家族、つまり、日常的に必要不可欠であるのです。なぜなら、グローバル化が急進展した現代社会において、様々な利害関係を持つ相手と交渉する力が必要とされているからです。

ただ、「交渉力」は才能によるものではありません。「交渉力」を論理的に構築することは可能であり、その結果、説得力を高めて問題解決を図ることができるのです。


そこで、著者は交渉上手になるための方法をいくつか紹介しています。


たとえば、「質問力を磨くこと」です。質問の技術として特に4点挙げられています。

さらに、「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」の考え方を軸とする交渉の基本戦略なども紹介されています。

また、意外にも「交渉」における準備の重要性が強調されています。「交渉」においては、「準備8割、現場2割」とも言われているそうです。そんなにも重要な準備について、効率的かつ効果的に行うポイントが紹介されています。


そして、リーダーシップとは何かリーダーに必要な力とは何か、について語られています。

リーダーというものは往々にして、正解のない中で創造的な選択肢を模索し、意思決定し、決断し、実践していかねばならない。そんなとき、リーダーにはどのような能力が求められるのか・・・


ここから先は、みなさん自身の目で確かめてください。そして、交渉やディスカッションの場だけでなく、日常で本書の教訓を実践していきましょう!


「読書は学問の術なり、学問は事をなすの術なり」この精神大事にしていきましょう!!



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