【上智受験生必見】上智大学の面白い授業！！

こんにちは！早稲田塾大崎品川校担任助手の水関木ノ芽（上智大学文学部新聞学科1年）です。

皆さん、大学の授業って具体的に何をしているか分かりづらいと思ったことはありませんか？？

授業名を見てもピンとこない、シラバスで見てもイメージがわかない。

そんな受験生のために、実際に授業を受けた学生として、感想やエピソードとともに詳しくご紹介します！

面白い授業①テレビ制作

実は...上智大学にはキャンパス内にテレビ撮影のできるスタジオがあります！

このテレビ制作は新聞学科の1年生が必ず受ける授業で、このスタジオを使って実際に１分間の番組作成をする授業です。

まずは、テレビ撮影にかかわる人々（ディレクター、タレント、テクニカルディレクター、音響、カメラマン...）と、それぞれの機材の使い方を覚えることから始まります。

そして、カメラのショット（バストショット、ウェストショット、フルフィギュア...）からカメラの動き（ズームイン、ティルトアップ、エレベート、パンレフト...）とその効果についても学びます。

他にも、照明の当て方やカメラの配置、小道具などなど、さまざまな効果を学んだら、いよいよ実習です。

実習では、２人１組（ディレクターとタレント）で番組を考えます。

テレビの番組作成に携わったことがない人は知る機会がないかもしれませんが、番組を作る際には「キューシート」と呼ばれる紙を使います。

キューシートは、縦軸に時間を書き、それぞれの秒数で誰がどの動きをするのかを事細かに書き込みます。

このシートを書くのがかなり大変なんですよね...。何度も何度も先生のいる研究室まで出向いて、ダメ出しを食らったのを覚えています（笑）

撮影当日は、このシートを見ながらそれぞれの担当の人が動きます。そして、通しで一発どりをして実習は終わります。大変な分、達成感やこだわりを詰め込めてとっても楽しかったです。

この授業については、他校舎のワセダネでも紹介されていますので、そちらもぜひご覧ください！

面白い授業②立場の心理学

こちらは上智大学のどの学部の学生もとることができる授業です。新聞学科の授業ではないのですが、個人的にとっっっっっても面白かったのでご紹介します！！

この授業、名前だけでは想像がつかないですよね（笑）

キーワードは、

・多様性

・マジョリティ

・差別

内容は、ダイアン・J. グッドマン の書いた「真のダイバーシティをめざして」という本を軸に展開されます。

この授業の面白いところはマジョリティに目を向けること。

「差別」や「多様性」について考える時によくあるのは、「マイノリティの苦労や生きづらさを理解しよう！」というものですよね。

例えばホームレス。

あなたは「この世界からホームレスの数を減らせ！」という命令があったら、どうすればいいと思いますか？

ホームレスの就活へのモチベーションが上がるような仕掛けや、ホームレスにハローワークへの案内のビラを配る、といった解決策が思いつくかもしれませんね。

しかし、ちょっと待ってください。その解決策、おかしくないですか？？

この解決策はホームレスが変わることを強いています。

しかし、なぜ彼らが就活できないのか。そこには、住民票、携帯電話、健康保険証などがないことで企業が取り合ってくれないという、努力では補えない壁があるのです。

気づいていただけたでしょうか...。そうです！

本当に変わらなければならないのは、「ホームレスに不寛容な社会」を作り上げている私たちのほうなのです。

このように、この授業ではマジョリティ（多数派）が努力せずとも優位になっている現状、言い換えれば「特権」に目を向けて、それと向き合って、本当の意味で差別のない社会について考えます。

私はこの授業ですごく衝撃を受けたのを覚えています。授業を受ける中で「自分が悪者だったのか...」と不快に思う時もあります（笑）

しかし、毎回の授業でマイノリティのゲストの話を聞いて、自分のもつ「特権」と向き合うことで、それを受け入れ、大きく成長できたのを実感しました。

ぜひ、考えさせられる良書ですので読んでみてください！

いかがでしたか？？

熱が入って少々長文になってしまいました（笑）

大学の授業はこういった、学問にとらわれずに人間性を成長させるような面白い授業もたくさんあります。

是非、大学生になった時にはいろんな授業をとってみてください！

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