吉祥寺校レポート
【夏の探究を楽しもう!】高2、1年生に紹介!
公開日:2023年07月27日
こんにちは!吉祥寺校担任助手の森野茉奈(慶應義塾大学環境情報学部1年)です。
今回は、高校1・2年生の探究の進め方について紹介したいと思います。
いきなり探究を進めよう!と言われても、何から始めていいか分からず悩んでいる方も多いと思います。
そんな皆さんに、探究を行う上で大切な3ステップをお伝えします。ぜひ参考にしてください✨
①自分が日常的に何に興味を持っているのか考える!
探究と聞くと難しく自分に馴染みのないことのように思えますが、探究のタネになるものは日常生活に転がっています。まずは、毎日の生活の中でどんなことを考えて、何に熱中しているのか考えてみましょう!
私は将来何を勉強したいのか何も定まっていませんでしたが、毎日していることを思い返すと「音楽鑑賞」を絶やさずしていました。そして最終的には、音楽を聴くときの脳のはたらきが研究テーマとなりました。このように、研究に全く繋がらなさそうなことも探究テーマのきっかけになります!
自分が調べたい!と思えることをまずは探してみましょう🔥
②「これは分からない」「これをもっと知りたい」という問いを立ててみる!
まず自分の興味分野を見つけたら、自分は何を知りたいのか考えてみましょう!!
例えば、テニス部で毎日練習に熱中しているとします。その中で自分が考えている「どうすれば上手くなれるんだろう?」「モチベーションを持続するにはどうすればいいんだろう?」という問いも、探究テーマにつながります!
これらの問いを検索したりそれにまつわる本を読んだりすることで、より具体的・そして学問的な問いへと繋がっていきます。
③論文を読んだり、実際にインタビューやフィールドワークをして探究を深める!
自分の中で問いが定まってきたら、それにまつわる論文を読んでいきましょう!
論文は内容が難しく上手く頭に入らないことも多いですが、最初は自分が知りたいことに関連する内容のみを探して抜粋するというイメージを持って流し読みするだけでも十分です。自分の問いに関する情報を見つけたら、「自分の探究したい内容とどのようなつながりがあるのか」、「自分の探究にどう活用できるのか」考えてみましょう。
私は大きな単語帳を使い、表面に本・論文に書いてあったこと・裏面にそれに対する考察を書いてまとめていました。このような地道なアクションが探究テーマを深めることにつながります!
ある程度の知識を得られたら、教授や自分のテーマに関係する人々にメールを送り実際に質問をすることも探究を進める一歩につながります!建築やまちづくり、地方創生など場所にまつわる探究テーマであれば、実際に足を運んでフィールドワークをすることも役に立ちます。
探究は、自分の興味と向き合いいろいろな知識を得ることができる楽しい時間です。
ですがどのような方向性で進めるか迷ったり、行き詰まることもあると思います。
そんなときは、校舎に相談しに来て下さい!!担任助手が親身に皆さんの相談に乗ります✨
この夏、探究を楽しんでください!!
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