青葉台校レポート
【担任助手が伝授する!】探究の進め方~法学編~
公開日:2025年03月20日
皆さんこんにちは、早稲田塾青葉台校担任助手の佐藤祐里(横浜雙葉高等学校卒、上智大学法学部)です。
今回は【担任助手が伝授する!】探究の進め方~法学編~ということで、法学ならではの探究の進め方をご紹介します!
《探究テーマの決め方》
これはどの学問にも共通して言えることではありますが、まずは学問理解から始めましょう!簡単な入門書を読み、法学というものをざっくり学ぶことがおすすめです✨
そしてここからは法学ならではのものですが、、、
① 興味のある事項がどの法律をかかわっているのかを知る(1つの物事に関わる法律は1つでないことがほとんどです。例を参考にしてみてください!)
② その法律と興味のある事項との間にどのような問題が起きているのかを知る
③ わかったことをもとに自身の中にある疑問をテーマに設定する
という作業が必要になります!
例えば、推し活だったら推しの出待ちはストーカー規制法にあたるのか、憲法の人権侵害にあたるのか、、、など、1つの社会問題にかかわる法律は一つとは限りません。ただし関わる法律を知り探究テーマを設定するには、法学という学問がどんなものなのか、法学の中にはどのような法律があるのか、法学を学ぶことでどのようなことにつながるのかを知っている必要があります。
そのために、初めは入門書を通して法学を理解してみましょう!佐藤がおすすめする入門書は以下の通りです!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎森田果著「法学を学ぶのはなぜ?」 有斐閣
有斐閣は法学部生が1番お世話になる出版社だと感じています。(私だけでしょうか?!笑)法学の本を出している有斐閣さんへの信頼は個人的には絶大です。かわいらしい表紙なので手を取りやすいかな、と思います☆彡
◎中央大学法学部編「高校生からの法学入門」 中央大学出版部
大学が出している入門書なので、一般的なものに比べて大学での学びが見えてきやすいのかな、と感じています。身近なテーマから法学の考えを紐解いていってくれる本なので、皆さんの興味がどのように法学に繋がっていくのか、のヒントになるかもしれません☆彡
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ぜひこれらだけでなく本屋で法学コーナーに行ってみて、面白そう☺と感じられる本を探してみてください!
《探究の深め方》
興味のある事柄からテーマが設定出来たらいよいよ探究のスタートです。
まずは、皆さんの興味のある項目と法律との間にどのような問題があるのか、を明確にしていきます。そして、その問題は過去に判例があるのか、ということを探していきます。なぜなら、法学とは過去の判例をもとに今を読み解く学問だからです。ただ、裁判所が出している判例は法学部生でもなかなか読めません。簡素化されているネットの解説や、本屋にある「判例50!」なども活用してみてください✨難しければ是非法学部生の担任助手を頼って解説してもらってください(笑)きっと有名判例あれば解説してくれるはずです!
《法学部志望のみなさんへ》
私が法学部志望の皆さんにお伝えしたいことがあります。それは、学問理解を一番大切にしてほしい!!ということです。法学部志望者がよく陥る探究と志望理由書の形として「新たな法律を作って困っている人を助けたい!!!」があります。法学部は、法学つまり法律を学ぶ場所です。法律の解釈を学び、出来事にどのように法律をあてはめることができるのか、を学ぶ場所であって、法律を作る場所ではありません。是非、第1志望合格のためには学問理解を蔑ろにせず、探究を進めていってください!
探究を進める中で何か困ったことがあれば、いつでも佐藤までお声がけください!
お待ちしています!
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
☆早稲田塾では、皆様お一人おひとりに合わせた進路相談を行っております。オンラインでのご相談も可能です。お申し込みは【こちら】から。
☆現在、早稲田塾ではオンラインにてさまざまな説明会を行っています! お申込は【こちら】から!
☆早稲田塾青葉台校のX(旧Twitter)は【こちら】
☆早稲田塾生の合格インタビューを公開しているYouTubeは【こちら】
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△