広報部からのお知らせレポート
【入試情報】国公立大学の総合型・学校推薦型選抜を知ろう!
公開日:2025年04月16日
こんにちは!早稲田塾広報部の福地優良(お茶の水女子大学共創工学部1年)です。
突然ですが皆さん、国公立大学の入試と聞いてどのようなイメージをお持ちでしょうか?
多くの人がイメージするのは、共通テストや筆記の二次試験など、いわゆる一般選抜の入試方式ではないでしょうか。「総合型・学校推薦型選抜なんて、私立大学だけのもの……」そんな風に考えている方も、少なくないはずです。
しかし!実は、総合型選抜・学校推薦型選抜を実施する国公立大学は年々増加しているのです。一般選抜だけでなく、総合型・学校推薦型選抜も視野に入れて対策することで、受験の機会は2倍となり、国公立大学に合格する可能性が広がります。
本日は、主な関東圏にある国公立大学の総合型選抜・学校推薦型選抜の内容やポイントについてお話ししていきます。
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東京大学では一般選抜に加え、学校推薦型選抜も実施しています。
まず書類選考が行われ、通過後には面接試験、その後大学入学共通テストの受験が必要となります。
志望者には、高い基礎学力として、成績上位者であることや指定の科目での高成績が求められます。また、成績のみならず学外においてもコンクールでの入賞や、執筆した論文の提出、社会貢献活動の実績など、志望学部に応じた卓越した能力も求められるのがポイントです。
学業に加え課外活動においても抜かりなく努力を続けた者が突破できる試験でしょう。
※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。東京大学学校推薦型選抜の詳しい内容はこちらから。
②一橋大学 学校推薦型選抜
一橋大学の学校推薦型選抜は【商学部、経済学部、法学部、社会学部、ソーシャル・データサイエンス学部】で実施されています。
第1段階選抜は大学入学共通テストの成績により行います。第2次試験は、第1段階選抜合格者に対し、推薦書・調査書などの提出書類並びに小論文、面接試験及び大学入学共通テストの成績により入学志願者の能力、学習意欲、適性等を総合的に評価し合格者を決定します。
出願に際して必要な評定平均などの成績要件はないですが、ほとんどの学部で高い英語資格や検定の条件が設けられています。共通テストに向けて学業に専念しつつ、早めの資格取得が必要になるでしょう。
※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。一橋大学学校推薦型選抜の詳しい内容はこちらから。
③筑波大学 AC入試
筑波大学ではAO入試(総合型選抜)ならぬAC入試と、学校推薦型選抜を実施しています。ここではAC入試について触れていきます。
筑波大学のAC入試は問題解決能力を身につけた、活動的な人を選抜する自己推薦型の入試です。書類選考と面接・口述試験の2段階選抜であり、高等学校の成績や語学資格などの出願基準は設けられていないのが特徴です。
第1次選考の提出書類は志願理由書と自己推薦書、そして自己推薦書の根拠となる資料が求められます。第2次選考の30分間の個別面接・口述試験では、提出した書類のうち、自己推薦書を中心に内容が確認されます。
筑波大学は高度な研究に取り組んでいる大学です。大学入学後、研究に取り組む能力等があるかどうかといった視点から、合格者が選抜されると頭に入れておくと良いでしょう。
※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。筑波大学AC入試の詳しい内容はこちらから。
④横浜国立大学 総合型選抜
横浜国立大学では総合型選抜・学校推薦型選抜を実施しています。ここでは総合型選抜についてお話しします。
横浜国立大学の総合型選抜は、教育学部、経済学部、都市科学部、理工学部で実施されています。全学部(建築学科除く)が大学入学共通テストの受験を課しており、最終合格者を決定する学力重視の入試であることが最大の特徴です。
一次選考において、自己推薦書や特色活動説明書など、学部・学科により提出する書類は様々ですが、どの学部でもこの提出書類を元に二次試験の面接が行われます。そのため、学力重視の入試だからといって提出書類の手を抜くと痛い目に会うことでしょう。
提出書類作成、二次対策どちらかに偏るのではなく、日ごろからの勉強でどちらとも手を抜かずに取り組むことが合格のカギとなるはずです。
※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。横浜国立大学総合型選抜の詳しい内容はこちらから。
⑤東京都立大学 総合型・学校推薦型選抜
東京都立大学では【人文社会学部、理学部、都市環境学部、システムデザイン学部、健康福祉学部】で総合型選抜と学校推薦型選抜が行われています。
特徴的なのが総合型選抜で、5つの方式が取られています。講義や演習を用いて選抜をするゼミナール入試、各オリンピックで優秀な成績を収めた人が対象となる科学オリンピック入試、英語に優れた人を対象としたグローバル人材育成入試、SAT Reasoning Test 又は ACT (+ Optional Writing Test) の受験者と国際バカロレア資格取得見込みの人が対象となるSAT/ACT・IB入試、化学に対する強い好奇心や探求心を持った人が対象となる研究室探検入試があります。
これらをまとめた総合型選抜と学校推薦型選抜の大きな違いは高い評定平均が求められるかどうかです。学校推薦型選抜は実施している全ての学部で高い評定平均が求められます。何か特質したものがあるならば総合型選抜、評定平均を持っているのならば学校推薦型選抜を受験することが良いでしょう。
しっかりと入試要項を読み、自分がどの入試に合っているのか見分けることが、まず合格への近道と言えます。
※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。東京都立大学総合型・学校推薦型選抜の詳しい内容はこちらから。
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本日は、首都圏にある5つの国公立大学 総合型・学校推薦型選抜についてお話ししました。
今回取り上げた大学の他にも、東京外国語大学、大阪大学、九州大学、東京工業大学など様々な国公立大学で総合型・学校推薦型選抜が実施されています。自分に合った入試方式を見極めることで、合格への可能性はきっと高まります。
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