広報部からのお知らせレポート

【受験生必見】大学のアドミッションポリシーを知ろう!【文系編】

皆さんこんにちは!早稲田塾広報部担任助手の福地優良(クラーク記念国際高等学校卒・お茶の水女子大学・共創工学部文化情報工学科1年)です。


突然ですが、"アドミッションポリシー"という言葉をご存じですか?

早稲田塾に入学すると、一度は耳にするこの言葉。

アドミッションポリシーとは、大学が求める学生像や、入試を実施する際の基本的な考え方を示したものです。

総合型選抜・学校推薦型選抜では「アドミッションポリシーにどれだけ合致しているか」が評価の大きなポイントになるため、しっかりと目を通し、自分の志望動機や強みと照らし合わせておくことが大切です。

今回は、主要な大学の文系学部を対象に、各学部のアドミッションポリシーをご紹介します。

※理系学部については、別の記事で取り上げていますので、あわせてご覧ください。


【①慶應義塾大学 文学部】

抜粋:https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/examinations/policies/

慶應義塾大学文学部では、「自己推薦入試」が設けられており、「調査書」「評価書」「自己推薦書」に加えて、「総合考査Ⅰ」「総合考査Ⅱ」が行われます。

これらの考査では、日本語文の外国語訳(英語・ドイツ語・フランス語・中国語のいずれか)や、小論文、課題文に対する説明問題などが出題されます。

内容を見てわかるとおり、慶應が掲げるアドミッションポリシーをそのまま試験に落とし込んだような構成で、「何を大切にしている学部なのか」が非常に明確です。


【②早稲田大学 文化構想学部】

抜粋:https://www.waseda.jp/flas/cms/about/policy/

「文化の様相と構造を解明し、現代の課題に照らす」

こうした理念は、実際の総合型選抜の試験内容にも色濃く反映されています。

たとえば文化構想学部では、JCulP(国際日本文化論プログラム)という選抜があります。志望理由書を英語で提出し、入学後の授業も英語で行われますが、「英語力の高さ」だけが評価されるわけではありません。

むしろ、日本の古典文学や古典芸能に強い関心や理解を持つ高校生を求めている点が特徴的です。アドミッションポリシーとのマッチングを意識した準備が合否を左右することを、忘れないようにしましょう。


【③明治大学 国際日本学部】

抜粋:https://www.meiji.ac.jp/nippon/about/policy_03admission.html

一見すると、早稲田大学文化構想学部と近い教育内容に思えるかもしれません。しかし、アドミッションポリシーを丁寧に読み込めば、明治大学が求める学生像がしっかりと見えてきます。

国際日本学部では、「日本の文化を国際的な視点で捉え、世界に発信できる人材」を育てることを目的としています。

このような方針に共感し、主体的に学びを深めていけるかどうかが、志望理由書や面接でも問われることになります。


【④立教大学 コミュニティ福祉学部】

抜粋:https://www.rikkyo.ac.jp/about/disclosure/educational_policy/chs.html

立教大学コミュニティ福祉学部では、「自由選抜入試」や「アスリート選抜入試」など、複数の入試方式が用意されています。中でも自由選抜入試では、筆記試験がなく面接のみで評価される点が特徴です。

そのぶん、大学の理念や教育方針をしっかり理解し、「なぜ立教大学で学びたいのか」「この学部で何を実現したいのか」を明確に伝えることが求められます。

面接対策は「志望理由書の深掘り」から。準備を怠らないようにしましょう。


【⑤中央大学 国際経営学部】

抜粋:https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/globalmanagement/guide/policy/

中央大学国際経営学部では自己推薦特別入試を実施しています。「国際社会への関心を持ち、専門知識の習得や母語および外国語の運用能力を高める努力を継続することができる」学生を求めていることもあり、英語資格(TOEFL iBT 72 以上,英検準1級以上)を出願条件の一つとしています。

また、一次選考の審査材料となる書類から「グローバルビジネスリーダー」になる熱意、さらには「自ら課題を発見し、それを解決すべく積極的に思考・行動」する資質を判断していると考えられます。



ここまでご紹介してきたように、アドミッションポリシーを理解することは、ただの受験対策にとどまりません。

それは「自分と大学との相性を見極める指針」であり、「自分の将来像を言葉にするための土台」でもあります。

志望理由書を書くとき、面接に臨むとき、そして進路に迷ったとき。

アドミッションポリシーを何度も読み返し、自分の考えと照らし合わせることで、選抜を突破するための軸がきっと見えてくるはずです。

次回は【理系編】を公開します!どうぞお楽しみに🫡

※大学情報は変更されている場合もございますので、必ずご自身で確認するようお願いします。


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