津田沼校レポート

夏休みに探究を進める人へ!調査計画の立て方

こんにちは!津田沼校担任助手の有村想来(立教大学文学部史学科3年・県立国府台高校卒)です!

夏休みは、探究活動を大きく進めるチャンスです。

普段は学校の授業や部活で忙しく、なかなか時間を取れない人も、夏休みならフィールドワークに行ったり、アンケートを作ったりする時間を確保しやすくなります。

しかし、ここで気をつけたいのが、「とりあえず調べる」だけで終わらせないことです。

探究活動では、ただ情報を集めるだけではなく、何を明らかにしたいのか、そのために何を調べるのかを考えることが大切です。


まずは

問いをはっきりさせる

調査計画を立てる前に、まず自分の問いを確認しましょう。

例えば、

「地域活性化について調べたい」

「教育格差について調べたい」

「食品ロスについて調べたい」

というだけでは、まだ少し広すぎます。


そこから一歩進めて、

「なぜ若者は地域イベントに参加しないのか」

「家庭環境は学習習慣にどのような影響を与えるのか」

「学校給食では食品ロスを減らすためにどのような工夫ができるのか」

のように、何を明らかにしたいのかを具体的にしていきましょう。


問いがはっきりすると、調べるべきことも見えやすくなります。

さらにいうと、この探究活動ではあなたのテーマや問いのどの部分の何を明らかにするのかも考えましょう。

調査の中でいきなりその問いに答えることができる調査というものは基本的にはありません。その問いを構成するどの要素なのかはきちんと理解しておく必要があります。

例えば自分の場合「現代日本において人々が怪談や怖い話の何に怖さを感じているのかを明らかにし、その怖さがどのような構造によって成立しているのか 」というテーマで研究をしているのですがその中で実際に怪談イベントなどで人々に怪談を語る人たちにインタビューをしようと思っています。

これは怪談を語る側がどうすれば人々が楽しめるものになるのかや実際にウケが良いのはなにか?数ある怪談の中から選ぶ時にどういう基準で選ぶのかを聞こうと思っています。これは研究テーマの「何に怖さを感じているのか」において怖さの要素や傾向を分析することにつながりますよね。

このように調査においてこれは今自分の探究テーマにおいてどんなところを明らかにしようとしているのかという意識がちゃんとあるとこの調査に価値が生まれていきます!


調査の前に仮説を立ててみる

調査を始める前に、自分なりの仮説を立てておくのもポイントです。

例えば、

「若者が地域イベントに参加しないのは、情報が届いていないからではないか」

「食品ロスが減らないのは、意識の問題だけでなく仕組みに原因があるのではないか」

というように、自分なりに予想してみます。

仮説があると、調査で何を確認すればよいのかが分かりやすくなります。

もちろん、調査の結果、仮説と違うことが分かっても問題ありません。むしろ、予想と違う結果が出たときこそ、探究は深まります。


記録を残すことも忘れずに

夏休みの探究活動では、調べたことを必ず記録しておきましょう。

読んだ本のタイトル、印象に残った内容、調査で分かったこと、インタビューで聞いた話、フィールドワークで気づいたことなどを残しておくと、後でレポートや発表を作るときに役立ちます。

特に大事なのは、情報だけでなく、自分が何を考えたかも書いておくことです。

「なぜそう思ったのか」

「何が意外だったのか」

「次に何を調べたいと思ったのか」

こうしたメモが、探究の深まりにつながります。


そして調査が終わったら必ず結果をまとめて考察をし、次のステップに進めるようにしましょう!探究活動はこれの繰り返しです。それを繰り返すことで探究がより深いものになり大学で何を学ぶのかも見えてきます!


夏休みに探究活動を進めるときは、ただ情報を集めるのではなく、計画を立てて動くことが大切です。

まず問いをはっきりさせる。

調査前には仮説を立て、調査後には記録を残す。

この流れを意識するだけで、探究活動はかなり進めやすくなります。

夏休みは、自分の興味を深める絶好の機会です。

「何となく調べる」で終わらせず、自分の問いに向き合いながら、計画的に探究を進めていきましょう。


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