自由が丘校レポート

自由が丘校 新人担任助手紹介🌸 #岡本璃央

こんにちは!自由が丘校担任助手の岡本璃央(東京女学館高等学校卒・慶應義塾大学法学部政治学科1年)です。

岡本璃央

私の研究テーマは「中国の江沢民政権時における対日政策決定の要因について」です。

私が中国政治に興味を持ったのは、中学二年生のときに中国の南京大虐殺記念館に訪れ、中国人の反日感情を目の当たりにしたことがきっかけです。日本と中国はアニメや漫画といったソフト面では友好的であるのに対し、歴史問題や政治問題といったハード面では対立する現状があります。私は、これらの民間が政治に左右されている現状に違和感を覚え、両国の対立感情に切り込む国際報道の記者になりたいと夢を抱くようになりました。

とはいっても、中学生の頃の私にはこの問題意識に対処する方法を持ち得ていませんでした。そんな時に出会ったのが、早稲田塾です。高一の8月終わりに入塾してから約2年間、私が早稲田塾で何を学び、どのように活用したのかお伝えします。

一つ目の学びは、「常に行動し続けること」です。

入塾したての頃、校舎長との面談で自身の興味分野とつながりのある「竹内平蔵のアフターコロナのウィンタースクール」「ジャーナリスト育成塾」への参加を決めました。特に、「ジャーナリスト育成塾」での経験が私の行動力に火をつけました。実際に横浜市民40人に現地リポートを行ったのです。高校1年生だった私にとって、初対面の人にアンケートをとるということは非常に勇気のいる行動でした。この経験は、記者を目指す私にとって、「様々な人と出会い、多様な意見に触れる」ことの大切さを教えてくれました。

以上の経験が自信となり、模擬国連大会や有権者へのインタビュー、高校生新聞記者の活動などに発展し「行動する原点」となりました。思い返せば、高一の夏に早稲田塾に入塾して以来、一度も行動を止めたことがありません。もちろん、何をすればいいのか分からず、活動をやめたいと思った経験は何度もあります。にもかかわらず、行動し続けることができたのは、「まずは実際に現場に飛び込んでみる」という精神未来発見プログラムで培えたからだと切に実感します。

2つ目に得たことは、「一生ものの文章力」です。

高校2年生の頃の私は、自分の文章力に全く自信がありませんでした。小論文の読解はおろか、読書量も少なかったため、ゼロからのスタートとなりました。そこで、担任助手の方からの勧めで高校2年生の春から「慶應義塾小論文」の受講を決意しました。当初は、慶應の難解な文章を前に太刀打ちできず、心が折れたのを覚えています。しかし、半年間読解の基礎、設問への答え方、文章構造の基礎を学ぶうちに、全く理解できなかった文章がだんだん読めるようになりました。また、毎日新聞の社説を音読、暗記しながら写す「写経」のトレーニングや優秀者論文の分析を行う「まとめノート」を通じ、文章の型を徹底して叩き込みました。1年間継続し、高3の春には「自分の強みは文章力だ」といえるまでに上達しました。慶応義塾小論文で鍛えた文章力は、先行論文を読む際や、論文を分析し考察する力に繋がり、2000字の志望理由書を書く際にも大いに役立ちました。私は慶応義塾大学に合格した勝因は何かと聞かれたら、間違いなく「読解力と文章力」だと思います。高2では読めなかった論文が、高3になってもう一度読んだ時には理解できるようになった。この積み重ねこそが、自分の武器になることを塾生の皆さんにも伝えたいです。

3つ目の学びは、「法学、政治学への興味」です。

高2の夏から受講し始めた「慶應義塾(法学部)FIT入試 二次試験対策講座」をきっかけに、慶応義塾大学法学部政治学科への進学を本格的に考え始めるようになりました。私にとって、二年間の早稲田塾生活の中で1番楽しく印象的な授業が慶應義塾(法学部)FIT入試 二次試験対策講座でした。この講座では、高校の授業では習わないような法学や政治学の基礎を分かりやすく教えていただきました。受講するまでは遠い存在に感じていた法学や政治学を、ニュースや身近な問題に置き換えて考える作業を通じて、段々と自分事して捉えられるようになりました。特に、FIT入試の二次試験の過去問を使いながら、論理的に物事を考察する力を養ったことが、自身の研究テーマを深化させるヒントとなりました。二次試験直前には、講師の方々や担任助手の皆さん、校舎のスタッフの方々からの指導と激励のおかげで、堂々とした心持で本番を迎えることができました。この経験を、今度は自分が塾生の皆さんに還元したいと思い、現在慶應義塾(法学部)FIT入試 二次試験対策講座の担当として講座に参加させていただいています。

振り返ると、辛いことも、大きな喜びも、ともに共有できる環境で受験できたことを本当にうれしく思います。

形にこそならなかったものの、一生懸命活動し続けた経験が自分の一生ものの強みになるということを学びました。

総合型選抜は、一般受験とは違った大変さがあります。受験期に活動する中で悩み、投げ出したくなったことが何度もありました。

そんな時に、同じように自分のに向かって行動する仲間の存在が自分を奮い立たせてくれたと実感しています。

担任助手になってまだ日は浅いですが、塾生の皆さんと同じ目線に立って、ともに学び、最後の最後まで皆さんの夢を応援したいという気持ちは誰よりもあります。

校舎や講座でお会いした時は是非話しかけてください。


早稲田塾自由が丘校の詳しい情報はコチラよりご覧いただけます!

また早稲田塾では最新の大学入試情報や早稲田塾のカリキュラムについてお伝えする説明会も実施中です。お申し込みはコチラから。

早稲田塾では現役合格した先輩のインタビューを紹介するYouTubeを始めました! 動画の閲覧はコチラから!