池袋校レポート
【池袋校担任助手が伝える】探究活動における問いの立て方!
公開日:2025年02月27日
皆さん、こんにちは!池袋校担任助手の小関康生(慶應義塾大学環境情報学部新2年-東京学芸大学附属国際中等教育学校卒)です。
新高校3年生のみなさんは、提出書類作成指導の授業が本格化し、探究活動に勤しんでいる時期ではないでしょうか。今日は私から探究活動における問いの立て方についてお伝えします。
「探究は問いで決まる」といっても過言ではないほど、問いを立てるということは重要です。しかし、私も塾生の頃問いを立てるのがものすごく苦手でした。今振り返ってみると、当時の私は重要なポイントが押さえられていませんでした。担任助手になってから塾生の皆さんから「問いがないって言われます。。」という相談を受けることが多々ありますが、皆さんもそのポイントを押さえられていないことがほとんどです。
まず1つ目。みなさんの問いは5W1H(who, what, when, where, why, how)に則っていますか?YesかNoで答えられる問いにはなっていませんか?調査により答えを探すのではなく、新しい問いを探す探究活動においてYesかNoで答えられる問いでは行き詰まってしまいます。まずは文頭に5W1Hをおいて問いを立てることを意識してみてください!
そして2つ目。「問いは未来には存在しない」ということです。塾生時代に私は、「都市農地に地域のコミュニティを作るにはどうしたらいいか」や「どうしたら自分の地元に農地コミュニティが作れるか」などの問いを立てていました。しかしこれらの問いはすべて「未来にどうするか」という問いです。これではその後「公民館でやっている地域イベントを都市農地でやったらいいと思う」などの自分のアイデアや「もっと多くの人に農業に関心を持ってもらいたい!」などの自分の理想を語るしか無くなってしまい、「探究活動」では無く「アイデアコンテスト」になってしまいます。もちろん、自分が実現したい夢を持っているのは素晴らしいことです。しかし、その夢を語るだけでは大学に「どうぞ勝手に実現してください」と言われてしまいます。「大学で一緒に研究をしましょう」と言ってもらうためには「アイデアコンテスト」ではなく「探究活動」をしなくてはなりません。
つまり、「問いは過去か今に設定する」必要があるわけです。私のテーマならば「今日本にはどのような農地コミュニティが存在しているのか」や「〇〇市の農地コミュニティはどのように形成されたのか」「農地コミュニティは地域にどのような影響をもたらしているのか」のような問いが当てはまります。このように「過去や今」に設定された問いが立つと「調査」ができるようになります。「〇〇市の農地コミュニティについて」といった論文や書籍を読んでみる文献調査、実際に農家さんや農協の方に「どのような影響が地域の人にはあると思いますか?」などと話を聞く「インタビュー調査」などの手法が考えられそうです。
長くなりましたが以上になります!まとめると
①5W1Hから問いを始めよう!
②問いは過去か今に設定しよう!
となります。是非自分が立てている問いをもう一度振り返ってみてください!みなさんの悩みの種を少しでも解消できたら嬉しいです!ここまで読んでもやっぱり難しいという方は、授業や校舎で遠慮なく質問してくださいね!!お待ちしています!
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