広報部からのお知らせレポート
【開催レポート Part.2】特別公開授業「AIU×ICU×APU 国際系人気3大学シンポジウム ~真の国際人になるために~」
公開日:2026年03月18日
2月28日(土)、特別公開授業「AIU×ICU×APU 国際系人気3大学シンポジウム ~真の国際人になるために~」が開催されました!
前回の記事では、国際教養大学についてご紹介させていただきました。【前回の記事はこちら】
今回ご紹介するのは3つの大学で唯一都内にキャンパスを置くICUこと国際基督教大学です。
日本で初めて名前に「国際」をつけた歴史ある大学。
現在私も通っている大学なので、実体験を交えながら紹介します!
中央線三鷹駅からバスに乗って20分程。平和と隣人愛を祈念して植えられた約100本にのぼるソメイヨシノが、春には壮大な桜のトンネルを作って皆さんを出迎えます。
一見遠く感じるかもしれませんが、駅から校内までバスが連れて行ってくれるため、実際は優雅に通学することができます。
キャンパスの広さは東京ドーム13個分。
建物を除いた緑に染まる敷地は「ICU三鷹キャンパスの森」。
農業を行ったり、ワサビを育てたり、タケノコを刈ったりと様々なアクティビティで活用されています。
私の友人も朝は畑で農業のサークルをし、それから授業に来ていました。
東京での都心ライフを楽しみながら、自然豊かな環境で学び、安らぐことができるのはICUの大きな強み。中央線沿いを散歩する時間も嬉しいひと時です。
メインはなんといっても、本館前に置かれた2つの大きな緑のこぶ「ばか山」と「あほ山」。
空きコマ、ランチ、放課後、皆さんが想像する以上の学生が芝生に腰をおろし、時には勉強、時にはお昼寝、時には踊り、友人たちとの青春を共にします。
さて、ICUの特徴といえば『リベラルアーツ』。
登壇して頂いた森紫織氏は、ICUの授業を体感して頂きたいと、早速ステージから降りると学生たちと距離を縮めます。
リベラルアーツのリベラルは自由という意味。
森氏:では、私は自由だと思う人、手をあげてみて下さい。
会場の生徒は手をあげません。
森氏:では、自由ではないと思う人。
生徒たちの手が上がります。
さらに、具体的な問いが投げかけられます。
森氏:自分は、”自由に考えられていると思いますか?”
またもや生徒の手は上がりません。
”リベラルアーツ” とは、マインドで自由になる学びをすること。
基本的に我々は、何かに捉われています。
自分の中で設けた枠に捉われ、枠の中で思考している。
もちろん社会にはルールが存在しますが、そんな中でも既存の枠組みに捉われず思考する。
そういった力を身に着けるのがリベラルアーツの学びです。
3校の中でも長い歴史を持つICU。
設立当初からリベラルアーツ教育を大事に行い、世界の平和に貢献する若者を育てることに力を入れてきました。
10種類ほどの入試が存在しますが着地点はみな同じ。
自分の得意な入試スタイルを見つけて下さい、と森氏は言います。
◆ICU総合型選抜についての記事は【こちら】
多様性を謳うICU。
「多様性」を指す意味は一つにとどまらず、様々な点からそれを実現しようと仕組まれています。
まず、重視するバイリンガリズム。
入学してすぐ1年次には、日英の集中プログラムを受講します。
日本語ベースの人は、英語プログラム。英語ベースの学生は日本語プログラム。約20名ほどのクラスメイトと1年間濃度の高い教育を乗り越えるので、絆も生まれ、高校のような仲間を作ることができます。
このプログラムでは専門科目を日英どちらでも受講できる言語力と、クリティカルシンキングを身に着けます。
これによって、専門的な授業を受講する際、英語ベースの学生と日本語ベースの学生どちらもが同じ教室で受ける形が実現され、国際的バックグランドにとんだ多様なる環境が生まれます。
さらに、多様性とは国際的環境だけではありません。
ICUには31のメジャーが存在し、これが入学する学生たちのこれからの選択肢。
学生生活で学んでいく中で、自由に選択し、学び、変化する自らの関心に従うまま学んでいくことができるのです。
だから1人1人カリキュラムが違う。
学ぶことの自由、将来の自由は学生たちに委ねられます。
また、ICUは3学期制を採用しているので取れる授業も他大学より多いのではないでしょうか。
さて、先ほど1人1人、カリキュラムが違うというお話をしました。
つまり教室に30人いれば、全ての学生の学びのバックグラウンドが異なります。
これが、ICUの持つ多様性の特徴です。
3年生からはそれぞれのメジャー(専門)を決めるため、例えば憲法の授業でも、心理学専門の学生がいれば、生物学専門の学生がいたりと多種多様。
授業で取り上げた一つのトピックについて知識が集まり、様々な視点から議論がなされます。
学問の境界に捉われることのないICUの教育制度は、興味だけに留まらず、卒論テーマを多角的な視野から捉えるのにも役立ちます。そのため、同じ教室に1年生もいれば4年生もいる。
クリティカルシンキングと対話を大切にし、常に問いやディスカッションを行っていく校風で、多様性は最大限に発揮されます。
まさに、言語、人種、学年、分野、そういったものが一つの教室で混ざりあう。
文系・理系での隔たりが存在しない環境は、ICUくらいではないか、と森氏は言います。
私たちが今生きている社会に本来そういった分断は存在しません。
いろんな人と日常的に関わりあう。そういった経験をICUでは体験できます。
自分の考えを疑い、他人を理解し、そこから思考を派生させる。
そして、自分の意見を相手に伝える力。
そうして生まれる対話をICUでは大切に、積み重ねていくのです。
さて、ICUの特徴と魅力は伝わったでしょうか?
早稲田塾では、ICUに現役合格を果たした先輩へのインタビュー記事も掲載しています。
興味のある方はそちらもぜひチェックしてみて下さいね。
【記事】
https://www.wasedajuku.com/sns/geneki/detail/10135
https://www.wasedajuku.com/sns/geneki/detail/10095
https://www.wasedajuku.com/sns/geneki/detail/9388
次回は大分県別府市に所在する 立命館アジア太平洋大学(APU)についてご紹介します。
世界GDPシェアの推移を、絶望とみるか、希望とみるか?
地球市民として働く将来。日本で学ぶ「国際」の穴。
”世界”の見方から、APU教育が果たす力まで、伊藤健志氏が鋭い視点で切り込みます。
引き続きお楽しみ下さい!