津田沼校レポート

研究とは?探究とは?あなただけの『研究テーマ』を見つけよう!

皆さんこんにちは!津田沼校担任助手の酒井麻凜杏(早稲田大学文化構想学部JCulP一年・専修大学松戸高校卒)です。

皆さんは提出書類作成の授業でよく「研究」や「探究」、「研究テーマ」のような言葉を耳にすると思います。自身の研究は多くの総合型選抜やAO入試で提出が求められる志望理由書や自己推薦書のメインとなるトピックですよね。今回はそんな「研究」や「探究」はそもそもどんなことをするものなのか、そして深い研究をするにはどうすればよいのか、お伝えしようと思います!


まず、基本的な研究の流れとしては

仮説、疑問を立てる→仮説・疑問の検証→検証結果を踏まえ新たな仮説・疑問を立てる→仮説・疑問の検証…

の繰り返しとなります。(研究には「正解」はありません。必ずしもこの内容が「正しい」研究方法・過程ではないです!)

私自身の塾生のころから現在までの研究の変遷を例に、具体的に説明していこうと思います。まず、最初の仮説・疑問は「本当の日本人らしさとは何か」ということでした。この疑問を検証するため、日本人論という日本の国民性を考える学問の文献や論文を読むと、「大和魂」という日本人にしかない、日本人に固有の概念と定義づけられた精神があるということを知りました。ここで私は大和魂こそが本当の日本人らしさなのではないかと考え、仮説を立てました。しかし私は、大和魂の形成過程や具体的にどのような状況において使われているのかということを探究しているうちに、日本が他国と戦争しているときや他国の文化と日本の文化を比較するときなど日本が他国と対峙する場合にのみ大和魂が使われていることに気づきました。この気づきを踏まえ、新たに立てた二つの疑問が①大和魂は他国の存在があって初めて日本人の国民性として使われるのに、本当に「真の日本人らしさ」といえるのか?②大和魂の構成要素である忠誠心や勇猛果敢な精神は他の国の国民性にもみられる。それでは本当に「日本固有の精神」なのか?の二点です。現在はこの二点について大学で研究しています。

このように、探究は仮説や疑問を立て、その検証をし、その過程で得た気づきや学びから新たな疑問や仮説を立てる、の繰り返しになります。これをスムーズに行うためには、まず自分の研究の状況を把握することが必要です。そこで私は塾生時代から現在まで継続して一冊探究ノートを作り、自分の探究年表を作っています。ノートには今までに自分が探究に関して抱いた疑問・違和感とその疑問と違和感からどのような研究活動に進んだのか、そしてその活動からどんな気づき・考察を得たのかという3点を時系列順に具体的に書きます。具体的に、というのは何の目的で何の論文や学術書を読み、その文献のどの言葉や文からどのような新たな気づき、考察が得れたのかというように自分の思考の変化と探究内容の変遷を詳細に書くということです。このノートは志望理由書の執筆や面接において自分の研究を語るうえで非常に役立ちます。

研究とは何か。とても基本的な問いですが、今回の内容は深い探究をするには重要な知識です。高0、1、2生はポートフォリオデザイン講座が、高3生には研究テーマ練成会、提出書類作成が夏に開催されます。どの講座も何か特定の分野に関して研究する機会になります。今回の記事を参考に、研究を掘り下げていく準備をしていきましょう!

(津田沼校のポートフォリオライブラリーでは、過去に合格した先輩方が実際に提出した資料を見ることができます。先輩方がどのような過程で研究を進めていったのか、参考にしてみてください!!)


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