大崎品川校レポート

【社会問題特集】ヤングケアラーとは???

こんにちは!早稲田塾大崎品川校担任助手の水関木ノ芽(上智大学文学部1年)です。

今回のワセダネは、「自分の研究したいことが見つからない」「自分の興味がわからない」という悩みを抱える受験生に向けて、簡単に社会問題を紹介していきます!



1.ヤングケアラーとは?

ヤングケアラーは「本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っていることにより、子ども自身がやりたいことができないなど、子ども自身の権利が守られていないと思われる子ども」と定義されています。具体的には、親などが障がいや病気で、家事(洗濯物、ごはん、掃除などなど)を子供が代わりにやっている、兄弟のお世話をしている、というのがあげられます。その他にも、家族の通訳をしている、といった特殊な役割も含まれています。


2.ヤングケアラーの問題性

中高生の中にヤングケアラーは、大体5%くらいいます(詳しい数字は調べてみてね)。「家事や家族の面倒を見るのは普通では?」と思うかもしれませんね。では、彼らが抱える問題とは何でしょうか??


中高生のヤングケアラーが抱える問題として、以下があげられます。

・自分の時間が取れない

・宿題や勉強をする時間が取れない

・進路の変更を強いられる

・友達と遊ぶことができない

・睡眠が十分にとれない

・学校に行きたくてもいけない などなど。


それぞれの家庭によって個人差があるため、全てのヤングケアラーがこのような深刻な状況にあるわけではありません。それでも、自分と同い年、あるいはそれ以下の人の中に、こうした悩みを抱えている人がいるという事実に変わりはありません。

また、彼らのうち6割は、悩みを相談した経験がない、といいます。


こうした現状を知って、私たちにできることは何でしょうか??この記事では本当に基本的な部分しかお伝え出来なかったので、興味を持った方は是非自分で調べてみてください。



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参考文献:

厚生労働省「ヤングケアラーの実態に関する調査研究について」https://www.mhlw.go.jp/content/11907000/000767891.pdf

厚生労働省「子どもが子どもでいられる街に。」https://www.mhlw.go.jp/young-carer/