池袋校レポート

最も効果的な勉強法【ファインマンテクニック】の紹介

みなさん、こんにちは。

池袋校担任助手の能勢千晶(お茶の水女子大学理学部、中央大学附属横浜高校卒)です。


本日、共通テスト本番レベル模試が行われましたね!みなさん、手応えはいかがでしたか?

本日のワセダネでは、復習にも予習にも試験対策にも効果的な勉強法【ファインマンテクニック】をお伝えします。




ファインマンテクニックとは、アメリカ出身の物理学者リチャード・P・ファインマン(1918〜1988)が使っていたという勉強法です。

彼は量子電磁力学の発展に大きく貢献し、ジュリアン・S・シュウィンガーや、日本人物理学者である朝永振一郎とともに1965年にノーベル物理学賞を受賞した偉大な物理学者です。


実際にファインマンテクニックの内容を、4つのステップに分けて説明します。

このテクニックの大前提となっていることは、「よく理解していなければ分かりやすく他人に教えることが出来ない」という点です。これは、「小さい子供でも理解できるように、自分の中で咀嚼すれば、自身の理解力が高まる」とも言えます。


①白紙に書き出す

勉強したいテーマを決め、白紙とペンを用意します。その白紙に、まずは何も見ない状態で覚えている単語やその説明などを記載します。

例えば、歴史であればその時代の年表、代表的な人物とその人物の功績、その時代にあった事件の詳細、文化史のまとめなどでしょう。

数学や物理の場合は、公式や公式の導入方法、原理、数式の意味などを書きましょう。

その際に重要なのが、「子供でもわかるように、まるで12歳の子供に伝えるように書き出すこと」です。普段使っている単語も、わかりやすい言葉に書き記そうとすると、なかなか難しいものです。子供でも理解できるように噛み砕いて説明することで、自分もより深く理解できるようになります。


②教科書や参考書などを使い、補足する

次に、①では書けなかった内容を補足していきましょう。この際、教科書や参考書を使い、分からなかったところを「12歳の子供に説明できるように」書き足していきます。


③整理する

これまでの過程で、最初に決めたテーマに関して「あなただけのオリジナル教科書」が作成できたと思います。もう一度、何も見ない状態で作成してみましょう。その際は、全て書き出すのではなく、自分が見返した時にわかりやすいように完全に理解しているポイントは省いてもいいでしょう。


④実際に説明する

③までの過程を実施すると、非常にそのテーマに関して詳しくなっているはずです。時間はかかると思いますが、確実に知識として頭に入るため、テストの場でも応用できるようになっていることが多いでしょう。可能であったら、友達や家族に実際に説明してみましょう。これによって、自身の理解が確実になっていきます。



私も実際に高校生の頃ファインマンテクニックを使っていました!そのおかげで、私はあまり得意でなかった歴史などの暗記科目を、学年トップレベルまであげることができました。

みなさんも、学年末考査の試験対策や、模試の復習としてぜひ実施してみてください。



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