池袋校レポート
【高3生必見】~出願に向けた担任助手からのアドバイス~一般選抜と総合型選抜の両立編
公開日:2023年08月11日
総合型選抜での受験を考える高校生の皆さんにとって「一般選抜の勉強はどうしようか...」という悩みはつきもの。
そういった受験生が、もしものために最低限の対策をしていく具体的な方法を今回は紹介します!
難関私立大学を目指す受験生には特に有用なものとなっています!!
1.はじめに
まず一般選抜のことを考えるにあたり決めるべきは出願校です。総合型選抜の第一志望校を一般選抜でも狙い続けるのか決めましょう。
また、受験方式にも注目! 例えば早稲田大学商学部の場合、一般選抜においては、地歴公民型と数学型があります。受験方式によって科目が変わり、準備すべき量も変化していきます。まず初めにゴールを設定してしまうことで、今の段階でやるべき最低限のことも確定し準備がしやすくなります。一般選抜を経験してきた担任助手も多くいるため、困った際には校舎の担任助手に相談しましょう!!
2.基礎力とは?~国語編~
10月以降に急速に学力を上げて逆転で合格するには、夏休みのうちにある程度の基礎力を身に着けておくことが重要です。とはいえ、「基礎力って何?」となる人も多いでしょう。私が思う国語における基礎力とは、「設問システム」を理解して「解き方のセオリー」を身に着けることです。模試での現代文の得点が安定しない!と嘆いている人は、「なんとなく」で現代文を解いていませんか。
特に早稲田大学など、難関大学の問題になればなるほど、緻密な論理システムに基づく問題設計がなされています。答えの選択肢が単なる傍線部の言い換えになっている場合もあれば、段落ごとや文法的なつながり、似た文言によるつながりなどに注目することで答えがわかる場合もあります。
古文漢文に関しては隙間時間で記憶事項を覚えつつ、現代文で把握した「解き方」がどう応用されるのかにも注目して、大学や共通テストの過去問を見てみるとよいでしょう。
3.基礎力とは?~英語編~
大前提として、文法力と単語力をつけることは必須です。文法力に関しては、文章中の構文が容易に認識できることと、珍しいフレーズを覚えていることが重要です。単語力に関しても、単語帳の一対一対応で日本語訳が出てくるよりも、読んでる最中にすぐに意味が理解できることが大切です。少なくとも共通テストレベルの文章はある程度の時間をかけてでも読めるようになりたいです。
塾の自習室に行くまでの電車の中などで単語の勉強を進めましょう。習慣化することが大切です。
上記のことができているのかを共通テストやセンター試験の過去問、東進講座を用いて確認しましょう。もちろん英語資格試験に向けて準備したことは大きな力となるでしょう。
また、国語と同じく「解き方」を意識するようにしましょう。外国語である以上、国語よりは簡単な設問システムが適用されています。現代文で得たノウハウを意識して問題を復習するようにしましょう。
4.基礎力とは?~数学編~
数学では、公式の理解と頻出問題の把握が特に大事ですが、現段階では前者を重視することをオススメします。以前の記事でも言及しましたが、公式は暗記するものではなく「当たり前な関係性」です。公式の証明を納得するまで見直しましょう。公式を思い出すよりもいちいち証明するくらいの気持ちです。公式の暗記は、証明を繰り返す中でその過程が当たり前となり、わざわざ書かなくてもとっさに出てくる、という形で達成されます。よく使われる公式の理解はこの程度まで深いものとなるとよいです。
5.基礎力とは?~その他科目編~
私立志望の場合、文系ならば地歴公民から1科目が、理系ならば物化生から2科目を課されることが多いです。これは私の感覚ですがこれらの科目の対策は追い込まれれば追い込まれるほど効率的になると思います。東進講座を活用して高速学習が効果的です。
6.さいごに
今回紹介したことは、総合型選抜の準備をしつつ、一般選抜でも勝ち抜けるようにできる最低限の準備です。こうした準備を一日1.2時間確保して基礎力を固めつつ、総合型選抜の準備を進めましょう!
また困ったときには校舎の担任助手に相談し、学習計画を立てることや理解が十分であることを確認するようにしましょう!!
また、もし今回の記事内容にわからないことがあれば早稲田塾池袋校担任助手の天野広大(あまのひろき)まで相談してください!