池袋校レポート

担任助手の専門分野紹介!〜文化人類学とは?〜③

みなさんこんにちは!

池袋校担任助手の小林幹(早稲田大学文化構想学部2年、神奈川県立鎌倉高等学校卒)です。


少々時間が空いてしまいましたが、過去に2回にわたり、私が大学で専門的に勉強している文化人類学をご紹介しています。

第1弾では文化人類学という学問の概要を、第2弾では研究手法についてご紹介してきました。

(まだご覧になっていない方は、第1弾はこちらより、第2弾はこちらからご覧ください!)

今回は、文化人類学を学ぶうえで役立つ文献をいくつかご紹介したいと思います!


・文化人類学入門

書名の通り、文化人類学を学び始める学生にとって入門となる本です。

著名な文化人類学者はたくさんいますが、彼らがそれぞれどのような研究をしてきたのか、あるいはどのような思想を抱いているのかが人物ごとに整理されて記述されているため、それぞれの研究者を知りたい際に辞書的に用いることもできます。

また、思想となると抽象的な言葉もたくさん登場し、中にはキーワードとなるような重要語句も多数存在します。

それらも関連する人物のページで細かく述べられているため、人物とのつながりを意識しながら学ぶことができます。


・文化人類学の思考法

この本は、多数の文化人類学者がそれぞれの関心分野について述べています。

自然、芸術、呪術、戦争など、文化人類学においてテーマとしてよく挙げられる分野に対する向き合い方を学ぶことができます。

それぞれの文章も見開きで10ページほどと読みやすく、どのようなテーマが扱われるのかを把握することにも用いることができます。

抽象的な表現が多い点は難しく感じるかもしれませんが、私は自分が理解しやすい箇所の理解をさらに深めるつもりで、気軽に読むようにしています。


・フィールドワークの技法と実際

第2弾では文化人類学の研究手法としてフィールドワークについてご紹介しましたが、この本ではフィールドワークに入るうえで準備すべきことなどが詳細に述べられています。ハード面で必要となるものだけでなく、ソフト面(マインドセットなど)において注意すべき点についても詳細に述べられています。

また、フィールドに入ってからの研究者が直面する、倫理問題をはじめとした様々な問題についても実例とともに述べられているので、まさにフィールドワークを今後取り入れようとする者にとっては学び多き本であること間違いありません!


今回ご紹介した本は、実際に私が早稲田大学の授業で使用したものも含まれています。

中には文章が難解なものもありますが、文化人類学に少しでも興味のある方はぜひ書名を検索していただき、署名お手にとってみてください!


これらを読むことによって、少しづつ自分がやるべきことが見えてくるように感じました。


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