吉祥寺校レポート

AIってどうやって向き合えばいいだろう?。。。1

皆さんこんにちは!

吉祥寺校担任助手の吹山です(千葉工業大学創造工学部建築学科1年)



突然ですが、皆さんはAIを使ったことがありますか?

探究を進める上で、情報収集や文章作成の強力なツールとなるのが、ChatGPTやGeminiに代表される大規模言語モデル(LLM)です。
最近よく聞くから使ってみたいけれど、「どのAIを使えばいいのか」「どう使えば安全なのか」と悩む人も多いでしょう。

今回は、探究学習を有利に進めるために知っておくべき情報を大学で多用している筆者の感覚を交えてお伝えします!

※本記事で紹介したLLM(大規模言語モデル)の機能比較や使用感に関する見解は、筆者の経験に基づくものであり、早稲田塾が特定のツールの利用を推奨したり、その性能を保証したりするものではありません。利用にあたっては、各ツールの利用規約を遵守し、自己責任において判断してください。
※設定によっては入力データがAIの学習に利用されたり、漏洩するリスクがあります。個人情報や機密情報は入力しないことが大切です。
※知っておきたい用語集
 LLM(大規模言語モデル): 人間のように文章を理解・生成するAIモデル。
 トークン: LLMが処理する基本単位。日本語では1文字が1〜3トークン程度。
 マルチモーダル: テキストに加え、画像、音声、動画など異なる種類の情報を組み合わせて処理できる機能。
 Deep Research / Deep Search: 複雑な質問に対し、多数の情報源を自動で参照・分析・要約し、自律的に再検索も行う高度なリサーチ手法。
 ハルシネーション: AIが虚偽の情報をあたかも本当の事実のように生成する現象。
※サムネイルはGeminiで作成
※本記事は2025年11月現在の情報です。




主要LLMモデル比較(ChatGPT, Gemini, Claude, Grok)

探究学習でLLMを最大限に活用するためには、「検索時の情報の精度」と「小論文の添削・文章生成の品質」が鍵となります。
最新の主要モデルであるGPT-5、Gemini 2.5 Pro、Claude4.5、Grokの比較をします。

比較

比較表




使用感

1. 検索時の情報の精度と信頼性

探究学習では、事実に基づいた情報を収集し、出典を確認できることが非常に重要です。

正確性と出典の明記を重視するならChat GPT、網羅的な調査レポートが欲しいならGeminiのDeep Research機能が有用です。
また、世間の最新情報など具体例を取得したい場合にはGrokを使用するのも良いでしょう。


2. 添削や文章の生成

志望理由書や小論文など、文章で意思を表明することはよくあると思います。
自分が頭の中で考えていること、言いたいことを文章にまとめるのはなかなか難しいものです。
文章を作るうえで頭の整理をするためにAIを活用
するのも一つの手です。
私も、「こういうことが言いたいのだが単語が思いつかない‼‼」というときにメンタリング相手として使ったりしています。

Geminiは、ユーザーの意図をじっくりと汲み取り、思慮深く、背景や文脈を含んだ丁寧な文章を生成します。
日本語の文章作成能力が非常に自然であり、長文の執筆パートナーとして優れています。

ChatGPTは、表現力と自然な会話に優れており、文章のスタイル調整も柔軟です。

Claudeは、フォーマルで堅実な日本語文の生成に特徴があり、長文の推敲や整備に強いです。

文章の自然さと丁寧さを求めるならGemini、クリエイティブな表現力と汎用的な文章作成能力に優れるのはChatGPTです。







第二編に続く・・・