横浜校レポート
【研究テーマに悩んでいる方必見!】私の研究テーマ変遷 ~伊久美佑花編~
公開日:2024年05月17日
みなさん、こんにちは!
早稲田塾横浜校担任助手の伊久美佑花(上智大学総合人間科学部3年・早稲田塾43期生)です。
今回は、わたしの研究テーマ決定までの流れを紹介します!
新高3生のわたしの志望校はSFC環境情報学部。
研究テーマを考え始めたこの時期は、HSPという気質に関する研究を大学でしたいと考えていました。
HSPとは「繊細さん」と呼ばれ近年SNSで話題になっている概念で、繊細がゆえに現代社会に生きづらさを感じているとされています。
自分もこのような気質があることから、同じ悩みを抱えている人を救いたいと探究活動に励んでいましたが、HSPは学術的に提唱されているわけではなく、大学で研究するには相応しくないと考え、研究テーマの方向性を変えることにしました。
その後、感覚過敏をもつ発達障害児の学校教育での支援などさまざまな研究テーマを行き来しましたが、どれもしっくりきませんでした。
高3の7月という直前期まで自分のやりたいことがわからず、テーマも定まらず悩んでいました。
そんな時に改めて自分の興味を振り返ってみると、「ヒトの身体の仕組み、心に関心がある」「生きづらさを抱えている人を救いたい」という2つはぶれていないことに気が付きました。
この2つにマッチする心理学科に進学したいと思い、志望校をSFCから上智大学の心理学科に変更しました。
これが高3の8月1日のことでした。
実際に出願した際のテーマは「場面緘黙症の精神分析的心理療法の研究」。
場面緘黙症の友人と関わっていくうちに言葉こそ出ないものの、表情が豊かになったりうなづくことでコミュニケーションがとれるようになったという経験があったことから心理療法の可能性を感じたことがきっかけです。
たくさんの書籍や論文を読み、現在の治療のメインは認知行動療法であること、原因は本人の無意識に抑圧が関連していると考えられることを知りました。
このことから精神分析の考え方が場面緘黙症の治療に有効なのではと考え、言葉を媒介して行われる治療という難しさはあるものの、その治療的意義を研究したいということがテーマになりました。
私が出願ギリギリに志望校や学系、研究テーマを変更しても合格を掴むことができたのには、3つの理由があると考えています!
①評定、英語資格
急遽志望校を変更しても出願資格に必要な評定平均、英語資格を持っていました。
出願資格でチャンスを失うのはもったいないので、早いうちからなるべく高い評定平均と英語資格をとれるように勉強に励みましょう。
②探究力
研究テーマの中身こそ変わったものの、常に探究を進化、深化させる姿勢を大切にしてきました。
探究の方法が身についていたので、研究テーマを変更しても対応することができました。
③あきらめない心
出願直前になっても研究テーマが決まらず、めげそうになったときもありましたが、それでも自分の将来のために大学合格を目指して頑張りました。
自分を信じて最後まであきらめないことが最後に合格をいただけた一番の要因だと思っています。
研究テーマの設定について、志望校について悩んでいる方は私に相談してください!
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