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総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)情報
部活の経験を総合型選抜に活かすには?合格までの道筋を徹底解説
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部活に打ち込んだ経験を総合型選抜(AO・推薦入試)に活かせるって本当?
feature
部活に打ち込んできた経験を入試に活かしたいけど、どうしたら良いかわからない・・・。
華々しい実績がない私でも、部活の経験を活かせる?
部活を引退してから準備するとそもそも間に合わない?
今回は、部活に打ち込んできた高校生がどのようにしたら総合型選抜に合格できるのか、徹底解説していきます!
総合型選抜における部活生の強みとは
総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)は、「これまで何を経験し、これからどうなりたいのか」を見る入試。それをもとに大学側が、アドミッションポリシー(大学側が求める人物像をまとめたもの)と合致する人材を探します。実績があるから合格する、実績がないから合格しないといった明確な基準が存在するものではありません。
だからこそ、総合型選抜において部活生が強いのは「経験の引き出しがたくさんある」ということです。活動実績はもちろんのこと、部活を通して考えたことや工夫したこと、コロナ禍でも頑張ったことなど、部活での経験から得たことや感じたことは人それぞれ。それらを言語化し、自分の強みを発見していくことが、総合型選抜への第一歩となります。
自分の強みや進路発見のカギになるものが「部活」にはたくさんつまっているのです。
実際どのように活かせるのか?
部活を通して得たものや感じたことは、実際の入試にどのように活かせるのでしょうか。
例えば、高校時代に力を入れたことを書く「活動報告書」では自分の強みをアピールすることができます。「実績を残した」「部長として何十人ものメンバーをまとめた」「休まず毎日練習を継続した」など自分が特に頑張ったことを具体的に書くことで、自分らしい内容になります。
※慶應義塾大学SFC 2021年度入学者選抜の募集要項より引用
慶應義塾大学SFCの夏秋AO入試では、活動報告書の提出が必須です。ここでは、団体競技・スポーツ競技に励んだ内容を記述することができます。部活の経験を活動実績として残せるだけでなく、自分がその中でどのような役割を果たしたのかをアピールすることができます。
大学で学びたいことを書く「志望理由書」にも、部活での経験が活きる場合があります。部活での経験を実際に振り返って掘り下げてみると、自分の興味関心が見えてくるのです。実際に早稲田塾に通っていた部活生は、「部活でチームワークを重視していたことから組織作りに興味があることがわかった」 「部活を通して触れた異文化をもっと探究してみたいと思った」など大学での研究内容を固めています。部活を通して感じたことや考えたことが、大学への志望理由書のヒントにもなります。
部活生だった先輩はこうして現役合格した!
サッカー部で発見した自分の強みを活かして、総合型選抜にチャレンジ!
川北航平くん(東京学芸大学教育学部・高輪高校出身)
サッカー部と両立して受験に取り組みたかったため、部活の経験を活かせる総合型選抜にチャレンジすることに。練習はほぼ毎日ありましたが、部活後に必ず塾に行く習慣をつけて勉強に励みました。 当初は活動実績としての部活のアピール方法に悩んでいました。そこで毎日つけていた部活の記録を振り返ったところ、自分はチームメイトの架け橋となるリーダーシップをとっていることに気づきました。部活は、自分の人間性を表す一つの魅力。「実績がない」などと悩む必要はないと思います。
部活での経験から、大学で学びたいことを発見!
義経日桜莉さん(慶應義塾大学文学部・清泉女学院高校出身)
所属していた音楽部は活発で、コンクールでの受賞も経験。部活内では影の部長とも称される練習責任者を担っていたので、そこで養えたリーダーシップが自分の強みでした。志望大学や学部は全く決めていなかった状態でしたが、 部活の実績を活かせたらと総合型選抜に挑戦することに決めました。対策をしていく中で、国際コンクールで訪れたラトビア共和国のことを振り返った際に、自分が民族音楽という国独自の音楽文化に興味を持っていることに気付きました。部活での経験が、大学で民族音楽を研究するという目標につながりました。
バレーボール部の経験を発展させ、理想の未来像を掴んだ!
田窪美月さん(立教大学コミュニティ福祉学部・東京女学館高校出身)
中学・高校とバレーボール部に所属していました。特別強い部活ではなかったのですが、部長として、エースとして、マネジメントやコーチングの論文をたくさん読んで練習に活かしてきました。ずっと“やる側”だったスポーツですが、ゆくゆくは別の形でスポーツに携わりたいと思うように。出願書類をより根拠あるものにするため、パラスポーツの活動に参加し始めたことをきっかけに、誰もが生涯楽しめるスポーツを広めていきたいという理想の未来像を掴むことができました。
部活から志望校・進路発見ができた!
髙木優梨香さん(上智大学総合人間科学部・かえつ有明高校出身)
ミュージカル部に所属し、部長を務めました。部長として部員の個性を把握するのが大変でしたが、お互いを認め合う心などが培われたと自負しています。志望校や将来に悩んでいた際、私の“自分史”(自分自身の経験を文章化したもの)を見たスタッフに「お互いを認め合う場が好きなんだね」と言われ、自分の経験には「(人との)対話」というキーワードが共通していることを発見。人と人がきちんと対話できるような社会づくりを目標に、心理学を中心に学んでいきたいと考えるようになりました。
合格に向けてまずやるべきこととは
部活の経験を"語れる経験値"にしていこう
部活生には、すでに入試に活かせる経験があります。総合型選抜受験に向けて今やるべきことは、それらの経験をしっかりと自分の言葉で語れる経験値にしていくこと。部活の経験を振り返り掘り下げて、その価値を言語化していきましょう。
志望大学や学部が決まっていない人は、まず自分の経験で大切にしたことや疑問に思ったことなどをもとに、何に関心があるのかを見つけましょう。志望が決まっている人も、「大学と自分のマッチング」を改めて考えてみましょう。総合型選抜は、大学側が「出会いたい」学生を探す入試。だからこそ「何故その大学に行きたいのか」という部分をしっかり言語化していく必要があります。
総合型選抜は「チーム戦」
黙々と一人で勉強を積み重ねる一般選抜とは違い、総合型選抜は「チーム戦」です。自分の強みや進路の発見には、他者の存在が欠かせません。「自分の学びたいことは○○だ」と思っていても本当は違った、自分では全然気付いていなかったところに長所があった、など一人では発見できない部分まで掘り下げてくれるのが他者なのです。また総合型選抜で課されることの多いグループディスカッションなどでは、自分の意見を表明する力、グループの中での立ち回りを考える力が問われます。総合型選抜で問われる力は、一人ではなかなか身につきません。そのためにも日頃から「総合型選抜はチーム戦である」という意識を持ち、人との関わり合いの中で自分を磨いていく必要があると言えるでしょう。
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