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総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)情報
部活の経験を総合型選抜に活かすには?合格までの道筋を徹底解説
部活に打ち込んだ経験を総合型選抜(AO・推薦入試)に活かせるって本当?
feature
部活に打ち込んできた経験を入試に活かしたいけど、どうしたら良いかわからない・・・。
華々しい実績がない私でも、部活の経験を活かせる?
部活を引退してから準備するとそもそも間に合わない?
今回は、部活に打ち込んできた高校生がどのようにしたら総合型選抜に合格できるのか、徹底解説していきます!
また、私大総合型・学校推薦型選抜合格実績No.1の早稲田塾では、総合型選抜出願までのロードマップや合格のポイントを1日無料体験にてご紹介しています。総合型・学校推薦型選抜を活用するには、入試情報の収集がカギを握ります。是非お気軽にお申し込みください。
総合型選抜における部活生の強みとは
総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)は、「これまで何を経験し、これからどうなりたいのか」を見る入試。それをもとに大学側が、アドミッションポリシー(大学側が求める人物像をまとめたもの)と合致する人材を探します。実績があるから合格する、実績がないから合格しないといった明確な基準が存在するものではありません。
だからこそ、総合型選抜において部活生が強いのは「経験の引き出しがたくさんある」ということです。活動実績はもちろんのこと、部活を通して考えたことや工夫したこと、部活内で担った役割など、部活での経験から得たことや感じたことは人それぞれ。それらを言語化し、自分の強みを発見していくことが、総合型選抜への第一歩となります。
自分の強みや進路発見のカギになるものが「部活」にはたくさんつまっているのです。
部活の経験を、提出書類にどう書くべき?
部活を通して得たものや感じたことは、実際の入試にどのように活かせるのでしょうか。
例えば、高校時代に力を入れたことを書く「活動報告書」では自分の強みをアピールすることができます。「〇〇大会で優勝した」などの実績だけでなく、「部長として何十人ものメンバーをまとめた」「休まず毎日練習を継続した」など実績ではないが継続して頑張ってきたことを具体的に書くことで、自分らしい内容になります。
※慶應義塾大学SFC 2025年度入学者選抜の募集要項より引用
慶應義塾大学SFCの夏秋AO入試では、活動報告書の提出が必須です。ここでは、団体競技・スポーツ競技に励んだ内容を記述することができます。部活の経験を活動実績として残せるだけでなく、自分がその中でどのような役割を果たしたのかをアピールすることができます。
大学で学びたいことを書く「志望理由書」にも、部活での経験が活きる場合があります。部活での経験を実際に振り返って掘り下げてみると、自分の興味関心が見えてくるのです。実際に早稲田塾に通っていた部活生は、「部活でチームワークを重視していたことから組織作りに興味があることがわかった」 「部活を通して触れた異文化をもっと探究してみたいと思った」など大学での研究内容を固めています。部活を通して感じたことや考えたことが、大学への志望理由書のヒントにもなります。
「部活の経験をどう志望理由書に展開させたら良いかわからない・・・」という方は、「自分史」を書いてみるのもおすすめです。部活に取り組む中で何に注力し、何が大変だったか等を細かく書き出すことで、自ずと自分の興味関心分野が見えてきます。実際に早稲田塾においても、総合型選抜の第一歩として、進路発見指導の中でまずは自分史を書くことから始めていきます。
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「部活の経験は入試にどう活きる?」
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部活生だった先輩はこうして現役合格した!
バスケットボール部で培った強みを活かして、総合型選抜にチャレンジ!
漆原裕士くん(慶應義塾大学総合政策学部・佼成学園高校出身・2023年度卒業)
所属していたバスケットボール部での経験や実績を活かしたいと思い、総合型選抜での受験を決めました。3年間ほぼ毎日のように夜8時まで練習をしていましたが、早稲田塾ではオンライン授業を活用し、部活と勉強との両立を続けられました。部活を通じて学んだ、何事もあきらめずにやり抜くこと、継続することの大切さは、総合型選抜の受験においても活かされたと感じています。
創作ダンス部で得た強みから、志望校を決めることができた!
穐吉沙月さん(立教大学社会学部・十文字高校出身・2023年度卒業)
創作ダンス部で、部員の士気を高めるために盛り上げ役を務めていました。ここで培ったスキルは、リーダーシップ教育に関する研究・実践に強みを持つ立教大学において大いに活かすことができると考えました。部活と受験勉強との両立は大変でしたが、やりきることで自分自身の情熱を大学側に伝えることができました。
ミュージカル研究部での学びを通して探究テーマを決定!
山口衣知夏さん(国際教養大学国際教養学部・田園調布学園高等部出身・2023年度卒業)
ミュージカル研究部に所属し、公演に向けて日々練習に励む中で、「現代においてクラシックバレエやミュージカルなどの舞台芸術の良さをどう伝えるべきか」という探究テーマを発見。多くの作品を鑑賞し、様々な事例を調べ、分析を重ねました。芸術というジャンルは、多角的な視点から捉えられるため、異なる角度から見ることで、自分自身の考えを広げることの重要性を学びました。
合格に向けてまずやるべきこととは
部活の経験を"語れる経験値"にしていこう
部活生には、すでに入試に活かせる経験があります。総合型選抜受験に向けて今やるべきことは、それらの経験をしっかりと自分の言葉で語れる経験値にしていくこと。部活の経験を振り返り掘り下げて、その価値を言語化していきましょう。
志望大学や学部が決まっていない人は、まず自分の経験で大切にしたことや疑問に思ったことなどをもとに、何に関心があるのかを見つけましょう。志望が決まっている人も、「大学と自分のマッチング」を改めて考えてみましょう。総合型選抜は、大学側が「出会いたい」学生を探す入試。だからこそ「何故その大学に行きたいのか」という部分をしっかり言語化していく必要があります。
総合型選抜は「チーム戦」
黙々と一人で勉強を積み重ねる一般選抜とは違い、総合型選抜は「チーム戦」です。自分の強みや進路の発見には、他者の存在が欠かせません。「自分の学びたいことは○○だ」と思っていても本当は違った、自分では全然気付いていなかったところに長所があった、など一人では発見できない部分まで掘り下げてくれるのが他者なのです。また総合型選抜で課されることの多いグループディスカッションなどでは、自分の意見を表明する力、グループの中での立ち回りを考える力が問われます。総合型選抜で問われる力は、一人ではなかなか身につきません。そのためにも日頃から「総合型選抜はチーム戦である」という意識を持ち、人との関わり合いの中で自分を磨いていく必要があると言えるでしょう。
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