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【2026年度最新版】総合型選抜を受けるならオープンキャンパスに行くべき!参加のポイントは?

オープンキャンパスってどんなイベント?
そもそも「オープンキャンパス」とは、大学がキャンパスを特別に開放し、受験生や保護者などに大学についてより詳しく知ってもらうためのイベントです。
具体的には、入試ガイダンスやキャンパスツアー、大学生による個別相談などが行われます。大学によって趣向を凝らした様々なイベントが開催されているため、複数参加して比較してみるのも良いでしょう。
2020年は新型コロナウイルスの影響を受け、対面での開催が全面中止になり代わりにオンラインで実施する大学が多く見られました。2021年からは一部で対面での開催が再開され、ハイブリッド形式(対面形式でのイベントをリアルタイムで同時配信すること)での参加を始める大学など様々な方法で参加できるようになっています。それぞれの特徴と注意点をご紹介します。
また、私大総合型・学校推薦型選抜合格実績No.1の早稲田塾では、合格のチャンスを広げるためにするべきこと、出願までのロードマップを1日無料体験にてご紹介しています。総合型・学校推薦型選抜を活用するには、入試情報の収集がカギを握ります。是非お気軽にお申し込みください。
対面形式(指定された時間に実際にキャンパスに足を運んで参加する)
特徴①:学生の雰囲気や施設の様子などをリアルに体験できる
特徴②:学生や教授に直接質問できる
特徴③:通学経路・時間などを実感できる
注意点①:遠方の大学に参加したい場合、新幹線や飛行機などの交通費がかかる
注意点②:同時に様々なイベントが開催されるため、綿密にスケジュールを組む必要がある
オンライン形式(主にZoomやYouTubeを使ったリアルタイムライブ配信)
特徴①:自宅から参加できるため、遠方の大学にも参加しやすい
特徴②:予約不要な場合が多く、イベント直前でも参加できる(一部要予約の大学あり)
特徴③:チャット機能などを用いて気軽に質問できる
注意点①:大学の雰囲気をリアルに体験できない
注意点②:ネット環境を整備する必要がある
オンデマンド形式(録画された説明会などの映像を視聴する)
特徴①:いつでもどこでも見ることができて時間を有効活用できる
特徴②:同じテーマのイベントでも短時間で大学ごとの比較ができる(例:入試説明会、学生座談会など)
特徴③:何度でも繰り返し視聴できる
注意点①:公開期限があることが多く、視聴を先延ばしにすると見られなくなることも
注意点②:質問ができない
注意点③:大学の雰囲気をリアルに体験できない
学年別おすすめの参加方法
中学生や高1・2生は、まずは色々な大学に足を運ぶことをおすすめします。受験直前になって時間が足りなくなると、オープンキャンパスに参加することが難しくなります。1度でも参加しておくと、志望校を最終決定する際の参考になるかもしれません。
志望校が決まっておらず「どの大学もイメージが湧かない…」という方は、なんとなくあこがれている大学、部活の先輩が進学した大学、担任の先生が通っていた大学など「名前は聞いたことがあるけれど何が学べるのかよく分からない」といったところに行ってみても良いでしょう。
志望校が既に決まっている場合は、出来る限り全ての志望校に足を運ぶのがおすすめ。キャンパスに行ってみて、「やっぱりここが良い」「思っていたイメージと違う」といった感覚を持つだけでも十分です。自分のやりたいことは実現できそうなのか、時間がある低学年のうちに掴んでおきましょう。
高3生は自分の志望度に合わせて、「第一志望の〇〇大学は対面形式で参加する」「併願校として考えている△△大学はオンライン形式で参加する」など時間と相談して決めるのがおすすめ。もちろん対面形式での参加が一番望ましいですが、時間や場所に制約の無い形式で参加できるのも今の時代ならではです。是非活用していきましょう。
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オープンキャンパスを入試にどう活かす?
どの入試を受けるうえでも、大学生活をイメージするうえでオープンキャンパスの参加は重要ですが、特に、総合型・学校推薦型選抜を視野に入れている方は、ぜひオープンキャンパスに参加しましょう。
オープンキャンパスには、
①合格した先輩の話を聞くことができる
②模擬授業を受けることで学生生活を想像できる
③複数の大学を比較することで志望理由が明確になる
④自分に合った入試制度を検討できる
などのメリットがあり、これらを総合型・学校推薦型選抜に活かすことができます。
総合型・学校推薦型選抜は、「大学で何を学び、それを将来にどう活かし、どのような人財になりたいのか」を志望理由書や面接などで大学側に伝える入試。志望大学で何を学べるのかよく分からない、カリキュラムをなんとなくしか知らないという状態では現役合格は難しいです。普段から意識してホームページやパンフレットで調べるのはもちろん、直接先輩の話を聞いたり、模擬授業を受けたりすることで、普段のキャンパスの様子などを知ることが出来ます。先輩が大学で学んでいることや実際に入学してみてどう感じているかなども聞いてみましょう。その中で「この授業を受けたい」「この大学でこんなことを学びたい」と感じた思いをまとめてみることが、総合型・学校推薦型選抜受験への第一歩につながります。
オープンキャンパスでやるべきこと
それでは、実際にオープンキャンパスに参加するにあたって何をすれば良いのでしょうか?最低限4つのことを頭に入れて参加しましょう。
①大学の事前調査をする
まずは参加する大学のことを事前に調べておきます。どんな入試制度があるのか、サークルや部活動は活発なのか、学部のカリキュラム体系はどうかなど自分の関心のある点に注目してホームページなどで調査していきます。そこでよく分からなかった点はいくつか書き出しておき、オープンキャンパス当日はその点に注目しながら説明を聞きます。個別相談などで直接質問するのも1つの手段です。積極的に質問するためにも、事前の準備をきちんとしていきましょう。
②タイムスケジュールを把握する
どの開催形式においても、どのような時間帯に何のイベントが行われるのか把握しておく必要があります。参加したいイベントが事前予約制であればあらかじめ予約しておき、他に参加したいイベントと時間帯が被っていないか確認しておきましょう。
③メモを取る
どんなイベントに参加しても、何も考えずに聞いているだけでは頭に入りにくく、すぐに忘れてしまいます。聞いていて「これはこの大学ならではの特徴だ」「この制度は自分に合っているな」など印象に残ったことは必ずメモしておきましょう。
④振り返りをする
全てのイベントに参加し終えたら、その日のうちに振り返りをします。参加してみての感想や、質問して返ってきた答えなど、どんな些細なことでも記録しておきます。メモ帳やword・excelにまとめておけば、後で志望校を決める時の判断材料のひとつになることも。大切に保管しておきましょう。
現役合格した先輩のオープンキャンパス経験談
では、現役合格した先輩はオープンキャンパスに参加して何をチェックしていたのか、アンケートを取ってみました。

慶應義塾大学総合政策学部 2年
私は高校2年生のときにオープンキャンパスに参加しました。自分には早慶レベルは難しいと思い、大学を絞って参加しました。また当時は理系の学部を多く見ていましたが、受験時には文系志望に。大学の偏差値や分野を問わずもっと色々な大学・学部のオープンキャンパスに参加しておけば良かったと思います。これから参加する受験生には、早い段階で自分の可能性を狭めることなく、様々な大学を見て進路選択に役立ててほしいです。

慶應義塾大学文学部 3年
志望度に関わらず、関心のある大学のオープンキャンパスには全て参加しました。主に模擬授業や学部説明会、個別相談などに足を運びました。もちろん何を学べるかをチェックするのも大事ですが、私は校風や学生の雰囲気を重視していました。自分がキャンパスに通っている姿を想像し、正直ここは私には合わないかもと感じる大学もありました。受験前にホームページ上の情報だけでは分からなかったことを知ることができて良かったと感じています。

上智大学文学部 3年
私は模擬授業に参加して、大学で学ぶイメージが湧きやすくなり、志望理由がより明確になりました。学科のカリキュラムについて分からない部分を教授に質問したところ、なんと面接試験でその教授が面接官だったことがあります。少し緊張が緩和され、リラックスして面接に臨めました。また、オープンキャンパスでキャンパス内の施設を見学し、そのエピソードを面接で話せたことも。大学の雰囲気を生で感じられる貴重な機会なので、是非参加してほしいです。
大学について何も知らずに受験すると、入学後に「自分の思い描いていたキャンパスライフと違う」とギャップを感じてしまうかもしれません。パンフレットやホームページを見た感覚だけで志望校を決めるのではなく、オープンキャンパスに参加して各大学の特色をきちんと把握しておきましょう。
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