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総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)情報
メタバースを学びたい高校生必見!おすすめの大学学部や入試をご紹介
はじめに
近年注目度が高くなっている「メタバース」。インターネット上で展開される「仮想空間」のことで、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)といった技術を用いて人間が入り込み、アバターとして様々な活動を行う世界を指します。リアルな社会と同様、仮想空間の中では経済活動や社会活動を行なうことができるため、現在は教育や医療分野など幅広い領域で応用されています。
そんな「メタバース」の技術やデザインに関心がある!という高校生も多いと思います。実はそのような関心やこれまでの経験を活かして、メタバースが学べる大学に現役合格できるのをご存じですか?「総合型・学校推薦型選抜」では、メタバースへの関心を活かして難関大学を目指すことができます。
今回は、メタバースについて学びたい高校生必見! メタバースを学べる大学・学部や、おすすめの入試、ものづくりなどの経験を活かして大学に合格した先輩たちをご紹介します!
大学学部選びの鍵は、メタバースの「何」を学びたいのか
「メタバースを学びたい。でもどのような大学があるのかわからない・・・。」 このような悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
大学において、メタバースは学問として取り上げられるようになりましたが、そのアプローチ方法は様々です。大学学部を絞る前に、まずは自分がメタバースの「何」に興味があるのかを整理してみましょう。
メタバース技術そのものに興味がある!
理工学部(情報工学・システム工学など)
メタバースのような「仮想空間」の世界を作り出すには、人間の感覚器や効果器と、シミュレーション等をつながなくてはなりません。情報工学やシステム工学では、人間の感覚を読み取るセンサーやそれらを処理するシステムなど、メタバースの世界を生み出す技術そのものについて学んでいきます。「なぜこのような技術ができるのか?」という探究心のある人におすすめです。
メタバースの活用方法やデザインなどに興味がある!
メタバースのシステムそのものではなく、活用方法やデザイン、メタバースが人間に与える影響などに関心がある人も多いかと思います。その場合は上記で挙げた理工学部ではなく、別の学問が必要となってきます。例えば、VR / ARの進化やNFTによるデジタル資産の売買などによって、メタバースを用いたビジネスは今後展開していくと考えられます。メタバースを用いたビジネスに関心のある人、メタバースの今度の社会的な可能性について学びたい方は、マーケティング(経営学・経済学など)からのアプローチが良いといえます。
メタバースを考えるにあたって、欠かせない学問の一つに「心理学」があります。VRにおいては五感が非常に重要であり、心理学や認知科学を研究することはメタバースのシステムを考えることに直接つながるのです。またメタバースは、コロナ禍において教育分野で特に注目されてきました。心理学や教育学といった面からメタバースを考えることも、現代において重要と言えます。
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メタバースに関心がある人におすすめの入試は?
実は上で例に挙げた大学には、メタバースへの関心を大いに活かせる入試方式があるのをご存じですか?「総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)」では学力だけでなく、皆さんがこれまで積み重ねてきた経験や関心領域を大いに活かすことができ、受験生ひとりひとりが多面的に評価されます。
慶應義塾大学SFCの夏秋AOでは、志望理由書(2000字)や任意提出資料の提出が課されています。志望理由書とは、その大学で学びたいことやその理由をまとめる書類のこと。メタバースに関心を寄せてきた人は、ここでその想いを具体的に記述することができます。また任意提出資料は形式が自由で、写真や図を用いて表現できるため、過去にメタバースやものづくりの経験がある方はそれらをアピールすることができます。
【志望理由書を書く際のポイントはこちら】
東京工業大学の総合型選抜においても、志望理由書(800字)と活動実績報告書の提出が課されています。こちらも慶應義塾大学SFCの夏秋AO入試と同様に、大学で学びたいこと、これまでの経験や考えたことを存分に活かせる入試といえます。
「好きなことを極める」ことが合格につながる!
上記の入試では、「探究すること」が特に重要視されています。ただ「メタバースを勉強したい!」と書くだけでは、志望理由書にはなりません。メタバースの何に関心があり、現在どのような研究がなされているのか、自分は何を学んで将来どう生かしていくのか、そういった点まで考え記述していく必要があります。
2022年7月、東京大学は「メタバース工学部」を設置し、中高生に向けての講座を開講することを発表しました。中高生のうちから自分の興味関心に沿って、実践的な学びや研究をしていくことが求められているといえます。
現在の大学入試、主に総合型選抜において重要なのは「好きなことを極める」ことです。自分の関心分野を見つけ、それに対して自分なりのモノの見方を鍛えていきましょう。
好きなことを極めて大学に現役合格した先輩例
ここでは、好きなことを極めて総合型選抜で難関大学に合格した先輩を紹介します!
榎本愛美さん 東京工業大学 環境・社会理工学院(総合型選抜)
広尾学園高校出身
もともとアニメが好きで、VRの空間に憧れを抱いていました。それらはただの趣味でしかないと思っていたのですが、東工大の教授と話した際、「それはいい研究テーマになる」と言われびっくり。実際に自分で電子回路を組んでみたり、プログラムを書いたりしながら探究活動を進めていった結果、見事現役合格。大学の研究室では、脳や神経、生体信号の研究をする予定です。
磯本惣太郎くん 東京農工大学 工学部(SAIL入試)
工学院大学附属高校出身
小学校の時からロボットやプログラミングの教室に通っていて、ずっとものづくりに興味があったため、経験を活かせる東京農工大学のSAIL入試にチャレンジ。早稲田塾内のプログラムでAIやVR技術を学び、自分が研究したいと思っていた「盲ろう者」の支援機器に活かそうと探究を重ねてきました。好きなことを突き詰めて入試に活かしたことで、大学で勉強したいことがより鮮明になったと思います。