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総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)情報
推し活が大学合格につながる!?推し活で現役合格した先輩を一挙大公開!

突然ですが、皆さんには「推し」がありますか?
「推し」とは、人にすすめたいほど気に入っている人物や物のこと。例えば、芸能人、スポーツ、動物、アニメなど……。また「YouTubeを見るのが好き」、「小説を読むのが好き」などといった行為も「推し」に含まれます。推しのために活動することを「推し活」と呼んだりします。みなさんも、何か1つは挙げられるのではないでしょうか?
高校生の皆さんの中には、総合型・学校推薦型選抜に興味はあるものの、「何から始めれば良いのか分からない」「大学で学びたいことが思いつかない」という方も多いのではないでしょうか?
実は、いま皆さんが楽しんで行っている「推し活」は総合型・学校推薦型選抜に応用することができるのです!実際に「推し活」を活かして難関大に現役合格した先輩を紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
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総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)とは?
総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)は、自分の強みや好きなことを活かせる入試。総合型・学校推薦型選抜の代表的な選抜方法は、志望理由書・活動報告書などの1次審査と面接や小論文などの2次審査が行われるのが特徴です。今では一般選抜でも主体性を問う入試が年々増加しており、多面的・総合的に評価する傾向にあります。
志望理由書には、「なぜその大学を志望するのか」だけでなく、「今まで自分が取り組んできたこと」など活動実績も書く必要があります。そこでぜひ「推し活」を活かしてみることをおすすめします!なぜ推しにハマったのか、どのように「推し活」をしてきたのか、それがどう大学で学びたいこととリンクしているのかを振り返ると、ひとつのストーリーが出来上がっているはず。より説得力が増した書類に仕上がります。
総合型・学校推薦型選抜を受験する上で意識すべきこと
いくら「推し活」を活かせるとはいえ、大学入試であることを忘れてはいけません。大学は、高校からさらに学びを深め、4年間じっくり時間をかけて研究する場です。
・社会にどう貢献できるのか。
・自己満足な内容で終わらせていないか。
・「好き」という気持ちだけで終わらせていないか。
・何か目標を立て、実行に移しているか。
・何が好きなのか言語化できているか。
などについて気を付ける必要があります。
実際に慶應義塾大学総合政策学部に総合型選抜(AO入試)で合格した先輩はこう語ります。

以前から独居老人や孤独死のリスクに関心があり、問題を解決したいと考えていました。一方、お葬式で初めてお経を聞いてから仏教に興味を持ち、国内はもちろん海外も含めて有名な寺院をめぐり、これまで参拝してきたのは100以上。 この2つを掛け合わせて、当初の研究テーマは『地方創生』という大きな括りで考えていました。しかし、すでに地方では様々な取り組みが行われており、今一つ自分でやる意義が見当たりませんでした。そこで『総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)特別指導』の講師に相談したところ、寺に絞り、寺をどう活用すべきかを考えたほうがいいとアドバイスが。さっそく住職に取材してみたら、今でも檀家以外のつながりはできにくいなど課題がはっきり見えたので、コミュニティを強化するための手法を考えるという、自分が大学で何を学ぶべきかヒントも得ることができました。
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どうしたら「推し活」と受験勉強を両立できる?
そうはいっても、推し活と受験勉強を両立するのは難しいのでは?と思う方もいるはず。推し活に100%の力を注ぎ、受験勉強が疎かになってしまっては本末転倒です。それでは、どのように両立していけば良いのでしょうか?
①推し活の内容を含んだ研究テーマにする
大学入試と切り離して考えず、研究として捉えます。好きなことを大学入試に活かすことで、入試という観念に囚われず、楽しんで研究し続けることができます。
②息抜きの時間を作る
時には志望理由書などの作成に行き詰まることもあると思います。そんな時には推しの音楽を聞いたり動画を見たりするなど何かしらの手段で推しに触れてみると、気持ちがリフレッシュし、初心に戻って考えを整理することができるかもしれません。
「推し活」を活かせる総合型・学校推薦型選抜の例
○筑波大学 AC入試
第一次選考は自己推薦書、志望理由書などを提出。
自己推薦書では、これまでに自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断して、取り組んできたことについて述べます。様式・枚数は自由で、添付資料を付けられます。
第二次選考は面接で、主に自己推薦書の内容を確認や、学習意欲があるかどうかが問われます。
僕は、物心ついた頃からトイレが大好きでした。電気屋さんに行く度に色々なメーカーのトイレカタログをもらい、出かけた先では必ずトイレに入り、写真を撮る。トイレの空間全体、便器のシステム、そこを清掃する人、トイレにまつわる色々な要素がすべて、自分の興味の対象です。「最高のトイレを作りたい」という想いから、志望理由書や提出論文のテーマもトイレに関するものに。中でも、文化が変わっていくことによって排泄物の扱い方も変わることに関心を抱き、「江戸時代から続く排泄の文化人類学」という研究テーマに決めました。筑波大学のAC入試の書類審査では、自己推薦書としてレポートを提出するのですが、僕はこのテーマで、1万文字のレポートを書き上げました。二次の面接は、このテーマに対して教授たちとディスカッションのようになりました。
○慶應義塾大学 SFC(総合政策学部/環境情報学部)夏秋AO入試
第一次選考は志望理由書、自由記述(A42枚以内)、活動報告書、任意提出資料などを提出。志望理由書は2,000字程度で、学習計画も問われます。また、自在に表現できる自己PRも重視されます。指定されたコンテストで所定の成績を収めると、一次試験が免除になります。第二次選考は1人30分にわたる個別面接で、非常に丁寧で時間をかけた審査が行われます。
「推し活」を活かして総合型・学校推薦型選抜で現役合格した先輩たち
私は音楽や映画が好きなのですが、それが受験や大学で学ぶ内容になるとは思っていませんでした。ジブリ作品の翻訳に関する研究論文を読んだことがきっかけで、自分の好きなことが異文化理解という研究テーマになりました。 映像作品における日本語のセリフと英語字幕のニュアンスの違いが起こる原因の研究を通して、異文化理解につなげていくことが目標です。
初代からプリキュアを見続けてきて、人々を魅了し続けるプリキュアはなぜロングシリーズとなったのか、社会と表象の変化と関連性について調べたいと考えるように。先行研究や関連する事件・法律の改正に至るまで調査して、約100枚のレポートを書きました。 合格するまでは「自分の研究は本当に誰かの役に立っているのか?」と不安になることもありましたが、自分のやっていることも学問に入るんだということが分かったので、総合型選抜を受験してよかったです。 将来はアニメの制作に携わりたいので、大学では男女平等の表象を文学から観てみたいのと、サブカルチャー研究を通して自分の研究をさらに深めていきたいです。
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