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総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)情報
【2026年度最新版】総合型・学校推薦型選抜の併願はどうやって決めるべき?

現役合格のチャンスを増やすためには、併願受験を視野に入れ、早期から準備することが重要です。もしかしたら、「総合型選抜・学校推薦型選抜では併願できない」と思っている方もいるかもしれませんが、実は総合型選抜・学校推薦型選抜でも併願が可能。総合型選抜・学校推薦型選抜は一般選抜よりも早く合格が出るため、総合型選抜・学校推薦型選抜で合格を手にしたうえで、さらに年明けに国公立などの一般選抜にチャレンジし、合格の可能性を広げることもできます。
とはいえ、どの大学・入試方式でも併願受験が可能なわけではありません。中には併願に関する制約があることも。当記事では、総合型選抜・学校推薦型選抜における併願についてまとめています。少しでも第一志望大学合格のチャンスを広げたいという方は必見です!
また、私大総合型・学校推薦型選抜合格実績No.1の早稲田塾では、合格のチャンスを広げるためにするべきこと、出願までのロードマップを1日無料体験にてご紹介しています。総合型・学校推薦型選抜を活用するには、入試情報の収集がカギを握ります。是非お気軽にお申し込みください。
基礎知識:そもそも総合型選抜・学校推薦型選抜ってどんな入試?
総合型選抜・学校推薦型選抜には、大きく分けて以下の3種類があります。
1. 総合型選抜(AO入試)
学校長の推薦が不要の入試形式です。学生と大学側のマッチングを重視し、アドミッションポリシー(大学側が求める人物像)に合致する学生を募集します。そのため、試験内容は各大学・学部の欲しい人材に合わせて、提出書類、面接、小論文などの比較的オーソドックスなものから、ゼミナール受講や実験レポートの提出を課すものなど、多種多様な内容で実施されています。一部大学学部に例外はありますが、基本的には併願可能。
2. 学校推薦型選抜(公募制)
大学側の出願条件を満たし、学校長の推薦を得ることができた人が受験可能です。全国どの高校からでも受験でき、指定校制に比べて、間口が広いことが特徴です。出願条件として評定平均の基準値を設けることが多く、選抜方法としては、書類選考ののち、2次試験として面接や小論文を課すケースがよく見られます。専願制である場合がほとんどです。
3.学校推薦型選抜(指定校制)
大学が指定した高校の生徒に出願資格がある推薦入試です。基本的に専願であり、高校によって推薦枠の人数は異なりますが、数名であるケースが多い傾向にあります。学業成績、活動実績(校内・校外)、生活態度などから選抜され、校内選抜突破後は比較的合格率が高いことが特徴です。ただし高い評定平均や日頃の生活態度などが重視されるため、早い段階から意識して高校生活に取り組む必要があります。
併願可能かどうかはどう判断する?
まず初めに確認すべきは募集要項。「専願」と書かれている場合、併願は不可能です。「併願可能」と書かれている場合は、複数校を併願することが可能です。なお、併願可能とされていても、通っている高校の規定によっては複数大学を受験することができないこともあります。募集要項や高校規則を確認したうえで、併願戦略を組んでいくことが重要です。
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総合型選抜・学校推薦型選抜と一般選抜は併願可能なの?
基本的に、指定校制や、「専願」という規定がある大学学部に出願している場合、一般選抜で他大学に合格したとしても一般選抜での合格校に進学することはできません。ですが、そのような規定が無い場合には、一般選抜でも併願可能です。そのため総合型選抜・学校推薦型選抜で数校の大学に合格した上で、一般選抜でチャレンジ校を受験するということも可能になるのです。第一志望大学合格のために、使えるチャンスを最大限に使い切りましょう!
併願校はどうやって決めるの?
あなたの第一志望大学が併願を認めていることが判明し、高校側にも許可を得ることができたら、併願校を決めていきましょう。総合型選抜・学校推薦型選抜では、偏差値や知名度ではなく、自分の学びたいことが研究できる大学を併願校として選択することが重要です。なぜなら、総合型選抜・学校推薦型選抜では「何を大学で学びたいのか」という自分の研究テーマを深く考え志望理由書を書く必要があるからです。複数の大学・学部に出願する場合でも、「学びたいこと」が共通していれば、研究テーマを応用して志望理由書に反映し、出願することができます。もし「学びたいこと」ではなく偏差値や知名度などで併願校を決めてしまった場合、志望理由書や面接で必ずと言っていいほど問われる「あなたはこの大学で何を学びたいのか」という質問に的確に答えられない恐れがあります。
また、自分が持っている英語資格試験のスコアを軸に併願受験校を検討することもできます。たとえばTOEFL iBT80点以上、IELTS6.0以上を持っているならば、明治大学国際日本学部イングリッシュトラック入試や中央大学法学部英語運用能力特別入学試験、法政大学経済学部英語外部試験利用自己推薦入学試験を併願することができます。(現在は出願資格が変更になっている場合がありますので、適宜最新版の募集要項をご確認ください)
実際の併願例
総合型選抜・学校推薦型選抜での受験は、大学で研究したいことを深め、その研究の軸をより確固としたものにする行為です。併願校の提出書類作成をしていく過程で、徐々に自分自身の将来像が見えてくるはずです。一見面倒に感じるかもしれませんが、大学入学前に将来のビジョン、学びたいことを明確にすることは、今後の大学での研究や学び、ひいてはその後の職業選択を進めるうえでも必ず役に立ちます。偏差値ではなく、自分が何をやりたいのか、興味があるのか、「自分」を軸に併願校を検討してみてください。
※入試情報は変更になっている場合があります。必ず各大学・学部の入試要項をご確認ください。
大学で学びたいことはどうしたら見つかる?
まずは、自分が今興味・関心があることを軸に、将来何を学びたいのかを考えていきましょう。思わぬことが志望動機につながることもあります。「こんなこと学問につながるのかな?」と思うことでも構いませんので、書き出してリストにしてみるといいでしょう。
「どうしても浮かばない!」という人は、過去の自分がやってきたことを振り返り、将来につながりそうな体験を探すのもおすすめです。さらに、課外活動や地域のボランティア活動などに参加する、新聞や時事問題に積極的に触れるなどし、社会に目を向けていくことも将来の進路発見に役立ちます。
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