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大学入試に役立つ課外活動とは?課外活動の「見つけ方」と「入試への活かし方」について徹底解説!
大学入試に役立つ課外活動とは?
課外活動の「見つけ方」と「入試への活かし方」について解説!
近年多くの大学では、優秀な成績や学力のみならず、みなさんの多面的な才能や経験を重視する傾向が強まっています。 大学によっては、「課外活動」での経験が総合型選抜の評価基準に含まれており、大学入試において重要な要素となっているのです。
しかし皆さんの中には、
「課外活動って具体的に何をするの?」
「どうやって見つければいいの?」
「入試や将来にどう役立つの?」
といった疑問を抱える方も多いかと思います。
この記事では、『課外活動とは何か』『課外活動の見つけ方とは』『大学入試への活かし方』についてわかりやすく解説します。
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課外活動とは?
『課外活動』とは、高校時代に力を入れた学業以外の取り組みのことです。
これらは主に、学内活動(部活動、委員会、生徒会、学校行事、交換留学等)と、
学外活動(ボランティア、コンテスト、イベント、NGO/NPO活動等)の二つに大きく分けられます。
◎ 大学は課外活動の何を見ているの?
総合型選抜・学校推薦型選抜において、書類選考や面接などで『課外活動』について問われることがあります。そこで重要になるのは、課外活動を通して、あなたが何を学び、どんな経験や気付きを得たのかということです。
大学側は、課外活動への取り組み方や、成長過程をもとにあなたがどのような人物なのかを理解することで、大学のアドミッションポリシーとどのように適合するかを評価します。
課外活動の具体例
コンテストやイベントとはいっても、例えばどのような大会があるのでしょうか。
理系・文系に分けて、見てみましょう。
◎ 理系の例:
- ・ 数学オリンピックなどの科学オリンピック
- ・ ロボットコンテストやハッカソン
- ・ 技術系のインターンシップやワークショップ
- ・ 研究プロジェクトやサイエンスフェア
- ・ 映像製作やアプリの開発経験
◎ 文系の例:
- ・ 異文化交流イベントや留学プログラム
- ・ 英語スピーチや小論文のコンテスト
- ・ 絵画・イラスト・写真等のデザインコンテスト
- ・ 社会問題へ取り組むNGOやNPOでの経験
- ・ 文学作品の執筆やディベート大会への参加
特に科学オリンピックは、東京大学をはじめとする多くの国公立大学や私立大学の推薦入試で、入賞者や参加者への特別選抜などの制度が用意されています。
また、あなたの志望している大学が、高校生に向けてコンテストやイベントを主催している場合も少なくありません。
例えば、慶應義塾大学では「小泉信三賞全国高校生小論文コンテスト」や「高校生バイオサミット」など多くのプログラムを提供しています。
まずは志望大学が提供しているプログラムを確認し、あなたの関心にあったイベントに参加してみましょう。
どこで課外活動を見つけられるの?
実際に課外活動への参加を検討している方のために、『どのように課外活動を見つけることができるのか』を、先輩たちの体験談を基に見てみましょう。
高校2年生の春、私は初めてビジネスコンテストに挑戦し、それがきっかけで様々な課外活動への参加を始めました。
当時、右も左もわからず、何から始めていいのか分からなかったので、まずは「高校生
課外活動」「高校生 コンテスト」「高校生
イベント」といったキーワードでインターネットで情報を収集しました。その結果、課外活動がまとめられている様々なサイトを見つけ、たくさんのイベントがあることを知りました。
初めてのコンテスト参加は緊張しましたが、同じ志を持つ他校の高校生や大学生との交流は、これまでにない新たな視点をもたらしてくれました。この経験は、ただの学びに留まらず、私の成長に大きく寄与したと感じています。
高校1年の冬、周囲の友人たちが学外で活発に活動しているのを見て、私も環境問題をテーマにした地域イベントに参加する決心をしました。 このイベントに誘ってくれた友人は、様々なイベントに頻繁に参加しており、私はこれらの情報をどこで得ているのかが非常に気になりました。 尋ねてみると、彼はFacebookのグループという機能に「高校生向け情報コミュニティ」というブースがあり、そこを見ているとのこと。普段はFacebookをほとんど使わない私ですが、興味を持ってアプリをインストールし、探索してみることに。 すると、自分の関心分野に関連する多くのイベントを発見し、そこから様々な活動に繋がりました。サイト以外の情報の集め方を知らなかったので、教えてもらえてよかったです。
私はどうしても慶應義塾大学のSFC(湘南藤沢キャンパス)に行きたいと考えていたので、少しでも合格の可能性を上げるべく、募集要項に記載されている1次選考免除対象のコンテスト一覧から行きたいイベントを見つけ、参加しました。
結果としては1次選考免除対象の賞を頂くことはできませんでしたが、SFCがどのような人財を求めているのかや、入試までにどのような学びを得る必要があるのか等を明確化することができました。結果、第一志望のSFCに夏秋AOで合格することができました。
イベントへの参加は初めてだったので非常に緊張しましたが、勇気を出して挑戦してみて本当に良かったと思います。
課外活動での経験を活かして現役合格!どのように大学入試に活かしたのか?
慶應SFC主催のプログラムでは、この大学の面白さに惹かれた!
慶應義塾大学環境情報学部
加藤聖郷(かとうせいごう)くん
スポーツと色彩の関係を研究するうえで、一番大事なのが「脳科学」の分野です。脳科学を中心に学べる大学を早稲田塾の担任助手が色々と提案してくださり、その中にあったのが慶應義塾大学SFCでした。
高校2年の時には慶應SFC主催の「未来構想キャンプ」にも参加し、スポーツ系の講座を受講。それまで自分は、大学の教授に堅苦しいイメージを抱いていたのですが、SFCの教授は高校生に対しても「気軽に話して」と言ってくださる。この学校は面白い!研究もやりやすそう!と思い、迷わず第一志望に決めました。
高校時代に熱中した「和太鼓」が研究テーマに!
早稲田大学人間科学部
山田 遼(やまだ はるか)さん
高校時代は和太鼓に熱中して取り組んでいました。当時行なった、とある課外活動から、気付きを得て、和太鼓が発達障害者の方々に及ぼす影響について興味を持つように。和太鼓が発達障害者の方々に与える影響に関するメカニズムを解明することで、発達障害者の方々と一般の方々の相互理解を深めることや、発達障害者の方の社会進出に貢献できれば良いと考えています。
自分が興味を持ったことに対して、情熱を持って取り組み続けたことが、合格に直結したと思います。早稲田大学の人間科学部では私の研究には必須の脳科学を学ぶことができ、また文理融合型の学部のため、複数の学問を横断して複合的に学べることが魅力だと感じています。
東京農工大学工学部
奥山悦幸(おくやま よしゆき)くん
また早稲田塾の未来発見プログラムである「最先端科学プログラム」では、慶應義塾大学環境情報学部(SFC)の教授や先生方から、研究の進め方や論文のまとめ方、プレゼンの仕方など基礎的な力を教えていただきました。
東京農工大学のSAIL入試では、1次選考で今まで行ってきた研究内容をA4用紙3枚にまとめて、2次選考でその内容についてのプレゼンテーションと基礎学力を問われる口頭試問があります。先行研究の論文を読みこむ読解力や、教授に分かりやすく伝えるプレゼン力、研究内容をまとめる文章表現力などをここで身に付けられたと思います。
~ 早稲田塾での開催中のイベント ~