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総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)情報
総合型選抜の志望理由書を書く前に知っておきたい!ポイントをわかりやすく解説!
総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)では、ほとんどの大学で、出願の際に「志望理由書」の提出が求められます。一次選考として書類審査が設けられている場合が多く、これを突破しなければ先の試験に進めないため、総合型選抜・学校推薦型選抜の合格を目指すならまず着手すべき対策だと言えます。
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そもそも志望理由書とは?
基本的に志望理由書とは、なぜその大学で学びたいのか、学んだことを将来どのように自己実現したいかなどを、大学指定のフォーマットに則ってまとめる書類です。とはいえ、大学によって題意や指定文字数、形式は様々であり、必ずしも書くことが決まっているわけではありません。大切なことは、まずその大学が志望理由書を通してあなたの何について知りたいのか、何を求めているのかをしっかり理解すること。課題文を読み込み、問いに対する答えを自分の言葉で伝えられるようにしましょう。
当記事では、志望理由書として出題されることの多い
「その大学を志望した理由」
「大学で学びたいこと」
「将来の目標」
という3点に絞り、基本的なステップ、考え方について解説します。
志望理由書の例
「慶應義塾大学法学部を志望した理由,および入学したら何を,どのように学び,また自分の夢をどう実現したいかを2000字以内で記述してください(横書き)。」
「内容には次の3点を必ず入れてください。1)選択した学科を志望する具体的な理由 2)人間科学部で研究したいこと 3)将来(卒業後)の抱負」(横書き1,200字以上1,500字以内)」
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「志望理由書ってどう作ったら良い?」
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ステップ1:興味のあるテーマや、将来の目標について考えてみよう
志望理由書を書くにあたり、まずは自分が興味のあるテーマや、将来実現したいことについてイメージを膨らませてみましょう。
自分の興味や将来については、過去の経験を振り返りながら掘り下げていくことが大切です。
「どんなときにどんなことに興味を持ったのか」
「ターニングポイントとなるきっかけで自分はどんなことを感じ、どんな行動を起こしたか」
など、これまでの自分の行動や興味を持ったきっかけを掘り下げましょう。
自分自身について知ることで、「本当に自分がやりたいこと」、大学生活だけでなくこれからの将来にわたって「挑戦したいこと」が見えてきます。
また、日々の生活や課外活動などを通して問題に感じたことがあれば、それを「解決するために自分はどう貢献したいか」という視点で考えることで、将来の目標が考えやすくなります。
ステップ2:「大学とのマッチング」を意識しよう
自分の興味や将来の目標が明確になったら、その目標を実現するために「なぜこの大学で学びたいのか」という自分と大学とのマッチングを考えてみましょう。
大学のパンフレットやホームページをもとに、カリキュラムや講義、ゼミの内容などの特長を理解し、その大学で学ぶべき必然性をアピールしましょう。
○マッチングのイメージ
また、大学とのマッチングをアピールするうえで重要なのが、志望する大学・学部・学科がどのような人物を求めているのかという「アドミッションポリシー」の理解。
「アドミッションポリシー」は総合型・学校推薦型選抜の募集要項やホームページなどに書かれていることが多いので、よく読み込み、志望理由書を通して「いかに自分が大学の求める学生像に合っているか」表現しましょう。
○アドミッションポリシー例
ひとつの学問分野にとらわれることなく幅広い視野を持ち、地球的規模で問題発見・解決できる創造者でありリーダーを目指そうとする学生を歓迎します。環境情報学部の理念や研究内容をよく理解した上で、「SFCでこんなことをやってみたい」という問題意識を持って入学してくれることを願っています。SFCの教育環境や先端プロジェクトなどあらゆるリソースを積極的に活用し、「自らの手で未来を拓く力を磨いてほしい」と期待しています。また、多様な学生を集め、学生同士が互いの強みを活かせるように、一般選抜、AO入試(総合型選抜)、帰国生入試、外国人留学生入試といった多彩な入試を実施し、AO入試については英語による受験も認めています。
1.水圏の環境や生物・資源に強い関心があり,水圏環境と生物生産の調和を目指して社会に貢献する意欲のある学生
2.水圏生物やその成分の機能を学び,水圏生物資源を合理的な方法で利用することで,健全な人類の発展を目指して社会に貢献する意欲のある学生
3.将来,海洋・水産・環境分野における政策,管理などに関する国内外の機関やプロジェクトに参加して活躍する意欲のある学生
ステップ3:志望理由書を実際に書いてみよう
将来に向けて学びたいことや、大学とのマッチングを考えたら、それらをベースに志望理由書を作成します。
志望理由書は文章の構成を事前に考えておくと、書きやすくなるでしょう。
例えば、
①「将来の目標」
②「目標を持ったきっかけ・経験」
③「将来の目標を実現するために、何を学びたい(研究したい)のか」
④「大学の特長(カリキュラム・講義・ゼミの内容)を、自分の学びにどう活かしたいか」
というように、複数のパートに分けた構成を作ります。
志望理由書を一気に書こうと思うとハードルが高くなりがち。 まずは一つひとつの小さなパートに分けて内容を考え、書き進めましょう。
ステップ4:他の人に読んでもらい、志望理由書を推敲しよう
志望理由書を一度書き終えたら、より良い内容にするために推敲を行います。
志望理由書は単なる作文とは異なり、大学の教授に読まれるものです。 「他の人が読んでもわかりやすい論理的な構成になっているか」、「学問的な言葉選びができているか」といった視点で推敲しましょう。
推敲の際には、自分で読み直すのはもちろん、他の人にも読んでもらい、良かった点や改善点を話し合うのがオススメ。
自分では気づくことができなかった「伝わりづらい」部分や、将来の目標や大学の特長について書くうえでより具体的に「掘り下げた方が良い」部分がわかり、それらを修正していくことで、思いの伝わる読みやすい志望理由書が完成します。
先輩の声
①書類作成で大切なのは、志望校を理解すること!
山田 志織さん 国際基督教大学 教養学部 総合型選抜
廃棄物問題をテーマとして提出書類を作成する中で、講師や担任助手から「詰めが甘い」、「ICUに対して探究が足りない」という指摘を受けました。 そこで、ICUの教授が執筆された本を熟読し、オンラインオープンキャンパスに参加。自分なりにICUが提唱する「リベラルアーツ」への理解を深めていきました。
リベラルアーツで幅広い専門分野が学べるからこそ、はじめ考えていた自然環境の面だけでなく、倫理面などの多角的な視点で廃棄物問題を捉えられると気がつきました。
②メンタリングを通して書類の改善点を発見!
井上 叶さん 慶應義塾大学 文学部 自主応募制推薦入試
早稲田塾で、生徒同士でお互いの書類を読み意見を述べる「メンタリング」を行いました。みんなが異なる研究テーマを持っているので、いい意味でフラットな目線で純粋な疑問を投げかけてくれ、読ませるうえでの抜け落ちにも気づいてくれました。
「物事を複雑に考えすぎている」から伝わる文章になっていないという指摘をよく受けていて、そう言われたら思考をリセットし、もう一度シンプルに考え直すようにしていました。
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