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総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)情報
【先輩の合格ヒストリーあり】早慶の総合型選抜(AO・推薦入試)を徹底解剖!
そもそも総合型選抜とは?
大学入試改革の影響により総合型選抜を実施する大学や募集人員は年々増えています。私立大学では、2021年度入試は前年と比較すると総合型選抜の実施大学数が31大学、学部数が169学部増加しました。
早稲田大学は、総合型選抜・学校推薦型選抜としてAO方式などによる入試、自己推薦入試、新思考入試(地域連携型)など多様な入試を実施しており、積極的に学生を受け入れています。こうした背景として、入学後の成績が最も高い区分は総合型選抜であることを挙げています※1。また、2032年度には全入学者(約9,000名)の60%を総合型選抜・学校推薦型選抜にすることを目標を掲げています。
1990年に日本で初めてAO入試を導入した慶應義塾大学SFCも、総合型選抜で入学した生徒が一般選抜で入学した生徒よりも好成績を納めていることを発表し※2、2021年度のAO入試より総合政策、環境情報学部で総合型選抜の募集人員を各学部100名から150名に増員したり、出願時に入学時期(4月・9月)を選択できるなど自由な発想で総合型選抜の間口を広げています。
今後も、さらなる総合型選抜・学校推薦型選抜の充実が見込まれるため総合型選抜を受験することが志望大学の合格の近道と言えます。
※1 文部科学省「早稲田大学における入試の現状と改革の方向性について」参照 ※2 「「AO入試」の再評価慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)を事例に」参照
総合型選抜で評価されるポイント
総合型選抜と聞くと、スポーツやコンテストなどで華々しい実績を残した人が評価されるといった一芸入試を想像する人も多いかもしれません。
実際は、大学側が求める人物像をまとめたアドミッションポリシーに合致した人財と出会うために様々な試験を組み合わせた入試方式です。どのような実績を残したかが重要なのではなく、その大学で何を学び、将来にどう活かしていきたいのかといった意欲や情熱が最も重要です。アドミッションポリシーを十分に理解し、志望動機や大学で学びたい研究内容を具体的に述べることができるかが総合型選抜において最も評価されるポイントと言えます。
主な試験スケジュール
出願は主に9月1日以降から始まります。選考方法の一例として、一次選考では志望理由書や活動報告書をはじめとした書類審査。二次選考では、面接や小論文試験、グループディスカッションなどが行われます。共通テストについては多くの国公立大学が採用していますが、私立大学で採用している入試は少なく、合格発表も年内に判明する大学が多数です。しかし、出願条件に評定平均や英語資格を求められることもあるため、意欲や情熱以外に基礎学力も必須です。
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総合型選抜で早慶(難関私大)に合格するためには
難関私立大学を受験する際の戦略とは
総合型選抜で難関私立大学に合格するためには、いかに早い段階で情報を収集し準備を始めることがとても重要です。
まず初めに、「自分がどんな人間であるか」「何を学びたいか」を考えることが大学受験の第一歩。自分の志望イメージが膨らんだところで、最新の入試情報を調べたり、合格する為に何をしていくのか具体的に考えていきます。例えば、英語資格を入試に利用する大学は年々増加。早い段階で英語資格試験のスコアを保持しておくことで、英語以外の勉強や研究テーマの醸成などに時間を割くことができます。早い段階から準備することで合格の可能性が広がるだけでなく、幅広い併願戦略を練ることができるのです。
一般選抜との両立
総合型選抜と一般選抜は併願して受験することができます。例えば、総合型選抜を導入していない志望大学がある場合、一般選抜で受験し、併願校を総合型選抜で受験する戦略を立てることができます。他にも、総合型選抜で思うような結果にならなくても一般選抜で再チャレンジが可能。つまり、総合型選抜と一般選抜でうまく戦略を立てることで合格の可能性を広げることができます。ただし、総合型選抜は専願制の場合もあるため要注意です。さらに、近年では総合型選抜の対策をすることで一般選抜にも活かせるようなケースが増えています。面接や志望理由書で多様な力を見る総合型選抜のように一般選抜でも、出願時に「主体性」を評価する大学が増えていたり、一定の英語資格を保持していることで英語試験が免除されたり加点方式が採用されたり、論述試験を導入され文章力が求められたりしています。総合型選抜の対策をすることで一般選抜の対策にもなります。
早慶の総合型選抜と先輩の合格ヒストリーを知る!
慶應義塾大学 総合型選抜の出願条件例
慶應義塾大学 法学部 FIT入試
慶應義塾大学 SFC(環境情報学部・総合政策学部) AO入試
先輩の合格ヒストリー
高橋 紗里さん 慶應義塾大学 環境情報学部(夏秋AO入試)
かえつ有明高校出身
「総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)特別指導」で研究テーマを深堀りしていくうちに、もともと関心の強かった建築に対しての興味が深まり、慶應義塾大学SFCという志望校、大学で学びたいこと、その先の将来の目標まで発見。SFCは1年次から好きな専門科目を履修できるので、早くから自分のやりたいことが研究できるため、幅広い領域を同時進行で学べます。さらにSFCは建築意匠のなかでは最先端で、特殊技術が学べる研究室もあるので私にとって魅力的な環境です。
早稲田大学 総合型選抜の出願条件例
早稲田大学 政治経済学部 グローバル入試
早稲田大学 国際教養学部 AO入試
先輩の合格ヒストリー
藤本 花さん 早稲田大学 国際教養学部 AO入試
白百合学園高校出身
早稲田大学国際教養学部(sils)のオープンキャンパスで模擬授業を受けたらとても面白くて、留学もできるし、魅力を感じ、第一志望になりました。早稲田塾で「〈Critical Writing〉対策講座」と「国公立早稲田小論文」をあわせて受講したことで、英語・日本語の両方で文章力がアップしたことを実感できました。将来は差別のない社会を作るために、silsでリベラルアーツを学んで国際的、多角的な視野を持ち、どのようなアプローチができるのかを考えていきたいと思います。