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総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)情報
【2026年度最新版】総合型選抜における中高一貫生の強みとは?
はじめに
中高一貫校は一般的な高校受験がなく、中学生から高校生まで6年間を通した教育を受けられるのが最大の強み。授業カリキュラムだけでなく、部活動や課外活動などの熱中できることを、高校受験によって中断せずに続けられるのも魅力のひとつです。
今回は、そのような中高一貫校に通う中学生・高校生とその保護者様に向けて、中高一貫生の総合型選抜における強みや過ごし方のポイントをお伝えします!
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早い段階から“主体性”や“課題解決能力”を鍛える

中高一貫校にはそれぞれの教育理念があり、それに基づいてカリキュラムが組まれています。中でも注目すべきは、学力にとどまらない“主体性”や“課題解決能力”を高める取り組みです。多くの中高一貫校では独自のカリキュラムや学習方法により、これらの力を高めています。生徒それぞれが設定したテーマに向かってワークを進めるプロジェクト、課題解決型学習、論文執筆などその内容は様々。その他にも、中高一貫校ならではのネットワークを生かした講演会や進路指導、ボランティア活動なども行われています。
高校では2022年度より、新学習指導要領が施行されました。「どのように学ぶか」といった「授業の在り方」がより重視され、「探究学習」が本格的に始まるのです。探究学習は、自分の興味関心に基づき、生徒が主体的に課題を設定し、情報の収集や整理、分析を進めていきます。グループディスカッションやディベートなど多岐に渡るプロセスの中で、他者との協働性や社会的能力、教養などを主体的に身につけ、主体的・対話的な学びを深めていきます。 この過程で発見した自分の興味関心は、これからのキャリアを考えるうえで非常に重要なものとなるだけでなく、後述する総合型・学校推薦型選抜でも大きく活かすことができます。
中高一貫生は6年間という時間をかけて、早い段階からこれらの力を鍛えることができ、自分自身の興味関心と向き合うことができるのです。
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中高一貫校での学びと経験は、総合型選抜で求められる力になる
中高一貫生は6年間を通して、探究学習や独自のカリキュラムを通して様々な気づきや学びが得られるほか、部活動や課外活動で多くの経験を積むことができます。 実はここでの経験や学びは、総合型・学校推薦型選抜(旧:AO・推薦入試)で求められている力と直結しています。
過去には「一部の人の入試」と思われていた総合型・学校推薦型選抜の募集人員は、年々増加しています。文部科学省の発表によると、2022年度入試では、大学合格者の50%以上が総合型・学校推薦型選抜での合格者でした。
そもそも総合型選抜とは、大学側がアドミッションポリシーに合致した人財と出会うために、提出書類・面接・小論文など様々な試験でひとりひとりを多面的に評価する入試です。中高6年間での活動で得られた学びを自己アピールに繋げたり、探究学習などを通して気づいた自分の興味関心をもとに志望理由を作成したりするなど、学校での経験をそのまま入試に活かすことができます。また中高一貫校では、部活動や生徒会活動、ボランティア活動などに打ち込むことができるほか、早い段階から英語資格試験(英検、IELTS、TOEICなど)にも挑戦することができます。6年間と比較的に時間の余裕があり、それらの経験を総合型選抜にどう昇華させていくかをじっくり考えることができるのも、中高一貫生ならではのメリットと言えるでしょう。
総合型選抜に向けた、中高一貫生の過ごし方のポイント
「目的意識」を持つことが大切
中高一貫校に入学した安心感や高校受験がないことから、特に勉強に対するモチベーションを保つことが難しくなる人も多いかと思います。 そんな時、「なぜ勉強するのか」という目的意識があるとモチベーションを保つことができるでしょう。そのために重要なのは、志望校合格だけを目標にするのではなく、志望校に入ってどんなことを学び、その学びをどのように将来に活かすのかを考えることです。
「将来は大好きなロケットの開発に関わりたい。そのために○○大学の工学部で学びたい。」
「海外で働きたい。そのために国際系の大学で語学を学びたい。」
このように将来のイメージを持つことで、総合型選抜の第一歩となる志望校選びや志望理由書の作成に繋がります。その目標に向けて、学外活動や探究学習なども進めることができれば、総合型選抜の準備において一歩リードできます。
「探究学習」と絡めながら興味のある事柄を深めていく
総合型選抜では志望理由書や面接を通して、「なぜそれを学びたいのか」「将来どうしたいのか」といったことが頻繁に問われるため、自分の興味関心を明確にしておくことが非常に重要となってきます。そこで、前述した「探究学習」にいかに向き合うかがカギとなるのです。
興味関心が定まっている人や夢が明確な人は、この探究学習を通してさらに探究を深め、学外での活動も含めて行動に移してみましょう。今はまだ将来の目標や学びたいことが決まっていない人も、この探究学習で「自分が好きなこと」「気になること」など些細なことでもどんどん掘り下げていくことができれば、自ずと学びたいものや夢が見えてくるかもしれません。
まとめ:総合型選抜における中高一貫生の強みとは?
提出書類・面接・小論文などの様々な試験で、ひとりひとりを多面的に評価する総合型選抜。 そんな総合型選抜に中高一貫生が強いのは、高校受験等に中断されない中高6年間という中で、探究学習や独自のカリキュラムで自分の興味関心を深めたり、部活動や課外活動で経験を存分に積めたりするところにあります。
中高6年間の経験や学びを大学受験に活かすためにも、目的意識を持ちながら目の前のことに全力で取り組むことが大切です!
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