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【2026年度最新版】建築系志望者は必見!おすすめの総合型選抜まとめ
建築学とは「建築について工学や美学等の観点から総合的に学ぶ学問」です。しかし、建築学といってもその中には様々な分野があります。大学入学後にミスマッチが起こらないよう、建築学のそれぞれの分野についても理解を深めておくとよいでしょう。
そこで今回は、建築学科で学ぶことやおすすめの大学と入試、卒業後の進路や建築系の学科に合格した先輩の声をご紹介します!
建築学では何を学ぶ?
建築は理系の学問だと思っている人も多いと思いますが、建築学は多くの分野に枝分かれしていて、その中には文系の要素が強いものもあります。具体的に建築学の中には以下のような分野が含まれます。
- 計画:建物の用途とそれを使う人々に合わせた建築計画を学びます。
- 材料:木材や鉄、断熱材といった建築物に使われる材料の特性を学びます。
- 構造:力の計算方法を習得し、安全な建物の構造について学びます。
- 意匠:建物のデザインを学び、見た目の美しさについて考えます。
- 歴史:過去の建築や設計思想の変遷を体系的に学び、現代に活かす方法を考えます。
- 設備:電気設備や排水設備など室内環境の快適さを考えます。
- 都市:建築物をまちづくりの観点から考えます。
- 環境:建築物の空調や採光、音響について研究します。
材料や構造は理系の要素が強いですが、歴史や都市のように文系よりの分野もあることがわかります。また、意匠といった芸術の要素も含まれており、建築学は非常に幅広い学問だといえます。大学や学部学科によって専門的に学べる分野に差があるため、大学を選ぶ際は建築学の中でもどの分野の学びを中心に提供しているのかに注目してみましょう。さらに、「建築学科」という名前がついていなくても建築を学べる学科があります。「デザイン学科」や「土木工学科」などほかのワードでも探してみるとより自分の興味にあった学部学科が見つかるかもしれません。
建築を学びたい人におすすめの大学・入試
建築系の学部学科では、一般選抜でもスケッチ等の実技試験が課されることが多く一般選抜と総合型選抜の試験内容が似ているため、総合型選抜にもチャレンジして受験回数を増やすことで合格の可能性が広がります。さらに総合型選抜では、建築への興味・関心を志望理由書や面接を通して伝えることができるなど、「建築をやりたい」という想いそのものを入試に活かすこともできます。
まずは、建築系志望者に向けておすすめの大学・入試を紹介していきます。
・早稲田大学創造理工学部早稲田大学創造理工学部の建築学科は、デザインを重視しており、住宅や美術館など通常の設計課題だけではなく「光の箱」や「植物的建築」の設計といった感性を鍛える課題もあります。また、1年生から専門領域を学べる点が特徴で、各領域と建築のつながりを把握するのに役立ちます。
早稲田建築AO入試(創成入試)
出題されたテーマに対するドローイング(絵を描く)試験が特徴です。早稲田大学の建築学科は一般選抜でもドローイングのテストがあるため、気軽にチャンスを増やせます。
・東京理科大学工学部/創域理工学部
東京理科大学工学部の建築学科は主に計画、環境、構造の3つの分野の学びを深めます。基礎教育が充実しているのが特徴で、1年次は数学や設計基礎を学び建築学の全体像をつかみます。一方で創域理工学部の建築学科では社会の複合的な問題を分析し、建築的、都市的に解決策を見いだすことを目標としていて、1年次から建築学の基礎的科目が多く設けられています。
総合型選抜(英語資格検定+特定教科評価)
この入試は工学部、創域理工学部のどちらでも行われていて、書類審査、小論文、面接、スケッチによって合否が決められます。
・明治大学理工学部
明治大学理工学部の建築学科には大きく分けて、「構造・材料」系、「環境・設備」系、「歴史・意匠・計画」系の3つの学問分野があります。どの分野の授業も自由に選択して学べるため、自分の将来に合わせて自由にカリキュラムを組む事ができます。
自己推薦特別入学試験
提出書類による審査や実技試験(スケッチ)、プレゼンテーション・口頭試問などの選考を通して、適性、意欲、目的意識、コミュニケーション能力、そして基礎学力などが評価されます。
・芝浦工業大学建築学部
芝浦工業大学の建築学部建築学科は、入学からAPコース(先進的プロジェクトデザインコース)、SAコース(空間・建築デザインコース)、UAコース(都市・建築デザインコース)の3コースに分かれてスタートします。すべてのコースにおいて基礎的な建築技術と教養の習得を徹底し、知識・技術の土台づくりを行う一方、コースごとに特色のある専門科目が用意され、各コースの教育方針に沿ったカリキュラムとなっています。
建築プロジェクト入学者選抜
APコースを志望する人を対象にした入試で、提出書類、スケッチ、面接によって合格者が決められます。
・日本大学理工学部
日本大学理工学部建築学科の魅力は都心にありながら、建築設計、計画、環境、設備、構造、材料といった建築学のあらゆる分野の学習環境を提供する施設を多く設置していることです。最新の設備を利用して、最先端の建築学を研究することができます。
総合型選抜
提出書類及びスケッチ、プレゼンテーション、面接によって合否が決められます。専願制ではありますが出願に必要な評定平均や英語資格が定められていないため、日本大学の建築学科を強く志望している人は受けるべき入試だといえます。
続いて、国公立大学でおすすめの大学・入試を紹介します。
●東京科学大学環境・社会理工学院東京科学大学の環境・社会理工学院建築学系では、意匠をはじめ、計画・構造・材料・設備・施工のような工学的領域や、建築史のような人文社会学的な分野、さらには都市・環境工学、生活環境までを体系的に修得できます。また、世界の建築に接するための多様なプログラムも用意されており、国際的な視野からの研究もできます。
総合型選抜
第1次選抜では大学入学共通テスト、第2次選抜では造形課題および提出書類を総合的に評価し合格者が決定されます。第1次選抜が共通テストのため、12月中旬まで出願を受け付けています。
●横浜国立大学都市科学部
横浜国立大学 都市科学部 建築学科の教育は、世界トップクラスの建築家が指導する、グローバルな視点から、ローカルの建築を考える設計課題を中心としたカリキュラムで構成されています。設計課題だけでなく歴史、計画、構造、環境など、全ての専門分野での対話による丁寧な指導により建築を批評的にとらえる能力が身につけられます。
総合型選抜
第1次選抜では書類審査と実技試験、第2次選抜では面接およびプレゼンテーションを含むグループ面接が課されます。第1次選抜の実技試験では幾何的な問題とスケッチ、与えられた材料を用いた造形などが出題され、「所与の条件下での自由」がどれだけ反映できるかが勝負となります。
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建築系学科卒業後の進路
建築学科卒業後の主な職種としては、建築士の他に在学中に取得した資格や知識を活かした職種として、建築設備士や設計士、インテリアデザイナーなどがあります。また、建築業界でなくても建築学科での知識を生かしてインフラ業界や広告業界で活躍する人も多くいます。
建築学で学べることが幅広いように、建築学科卒業後の進路にも様々な選択肢があります。自分の将来を見据えて大学・学部選びをしましょう。
建築系の学部に合格した先輩の声
東京理科大学工学部
学校推薦型選抜(公募制)
右谷有紗香さん
早稲田大学創造理工学部
総合型選抜(創成入試)
貫彩乃さん
早稲田大学の建築学科は入試に実技試験があります。その対策としては「建築・芸術系(実技)講座」がとても役立ちました。この講座では週1回、デッサンやデザインを提出し、フィードバックをもらいます。他の塾生の描いた絵を見られるのも大いに参考になりました。
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