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総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)情報
最新共通テストを解説!共通テストを利用した総合型選抜の特徴とは?
大学入学共通テストとは?
2020年度まで実施されていた大学入試センター試験(以下:センター試験)に代わり、2021年度から大学入学共通テスト(以下:共通テスト)がスタート。この移行に代表される「大学入試改革」は、国が進める「高大接続改革」のひとつです。
「高大接続改革」とは、高等学校教育・大学入学者選抜・大学教育を通じて、①知識・技能の修得、②思考力・判断力・表現力、③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度を育成する取り組みのこと。
今の高校生が大人になる頃には少子高齢化がますます進み、時代の変革期を迎えます。自ら問題を発見し、他者と協力して解決していくための資質や能力を育む必要があります。
これまでのセンター試験では知識重視の問題が多く、知識・技能の修得が出来ているかを問う出題がほとんどでした。しかし、共通テストからは従来の知識・技能を問う問題を前提としながらも、「思考力・判断力・表現力」を問う問題が増加しました。また、能力を多面的に評価する2025年度以降は、「日本史」「世界史」から「日本史探究」「世界史探究」への変更や、新たに「情報」科目の追加など学習指導要領の改訂による影響が生じ、主体性を持って多様な人々と協働して学んできたか、いわゆる「探究学習」との関連づけが問われる入試となると予想されます。
2023年度の共通テストの特徴
今年度で3回目の共通テスト。その大きな特徴である「思考力・判断力・表現力」を問う問題が徐々に増加してきました。また、時事問題や高校生による「探究学習」を想定した設定も出題の中に見られました。
昨年と比較して出題傾向に大きな変化はありませんでしたが、資料・グラフ・地図など多様な資料を読み解き、必要な情報を瞬時に読み取って知識と組み合わせ、答えを見つける力が求められます。そのため、全教科とも限られた時間の中でスピーディーに問題を解く必要があり、読解力も求められます。
(世界史)
知識を問う問題が減少し、代わりに資料の読解力+知識を問う問題が増加しました。知識・読解力・それらをつなぐ思考力が必要になります。
(国語)
生徒同士の話し合いにおける空欄を補う設問が出題。出題されている文章がどのような趣旨で出されているのか、内容をどこまで理解できているかといった点まで問われています。
文章の内容を理解し、複数の文章や資料の要点や関連性を読み取る必要があり、従来のような速読力や知識量だけでない多様な力が求められています。
2025年度からの共通テストの特徴
大学入試センターによると、2025年度の共通テストからは新学習指導要領に基づき、思考力・判断力・表現力や教科横断的な情報活用能力が重視されます。2022年度から施行される新学習指導要領では、主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)の視点からの学習過程の改善を目指しています。
そのため、センター試験がひとりで問題を解く「一人学習型」と定義すると、2023年の共通テストはグループワークにおける教師や生徒との会話を想定した「クラス学習型」、2025年からは主体性のある生徒自身の探究活動を想定した「探究活動型」の出題形式になる見込みです。

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共通テスト利用の総合型選抜
総合型選抜は、志望理由書、活動報告書などを提出する1次選考、面接や小論文試験などの2次選考が行われるのが一般的な試験です。その中で国公立大学の総合型選抜は、ほとんどが最終選考で共通テストを課されます。また、一部の私立大学の総合型選抜でも共通テストの成績提出が求められる場合があります。ここでは、主な共通テスト利用の総合型選抜を紹介します。なお、入試情報は変更される場合がありますので、大学公式ホームページを必ず確認しましょう。
◎早稲田大学 新思考入試(※2024年度入試より「地域探究・貢献入試」に名称変更)
1次選考:書類審査 2次選考:総合試験(筆記) 最終選考:共通テスト8割以上
◎明治大学 商学部 公募制推薦入試(大学入学共通テスト利用)
部門により英語資格の提出が必須。共通テストの成績で合否判定を行う。
◎東北大学 AO入試Ⅲ期
志願者数が募集人員を大幅に上回る場合は、共通テストの成績により1次選考を行う場合あり。2次選考は書類、面接審査。
◎横浜国立大学 総合型選抜
1次選考:書類審査、小論文試験 2次選考:面接試験 最終選考:共通テスト
◎一橋大学 学校推薦型選抜
1次選考:共通テスト 2次選考:書類審査、小論文試験、面接試験
もともと一橋大学に強い憧れがあり一般選抜での受験を考えていたのですが、総合型・学校推薦型選抜でも受験できることを知り、受験のチャンスが広がるならと挑戦を決意しました。一橋大学の学校推薦型選抜は、1次選考で共通テスト、2次選考で書類審査、小論文、面接試験があります。一般選抜とも両立していたので、「東進講座」を受講して対策しました。「総合型・学校推薦型選抜特別指導」では、何度も書類にダメ出しをもらいましたが、結果的に納得のいく書類を作成することが出来ました。
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