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総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)情報
留学は大学入試で有利になるの?留学経験を活かして総合型・学校推薦型選抜で合格する方法

はじめに
昨今広がりを見せる総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)。学力指標のみで合否を判断する一般選抜とは異なり、高校時代の経験やそこから学んだことなど、人物を総合的に評価します。部活動やボランティアなど、高校時代に頑張ってきた経験は全て強みとなりますが、中でも「海外留学」は英語力を短期間で高めたいと考える高校生に人気になってきています。しかし近頃、留学はかなりメジャーとなっているため、留学経験そのものを活動実績として他の受験生と差別化することは難しいかもしれません。
当記事では、総合型・学校推薦型選抜などの推薦入試において留学経験を強みにする方法、留学中の過ごし方、留学経験者におすすめの大学・学部をご紹介します!留学経験者はもちろん、これから留学を控えているという方は必見です!
また、私大総合型・学校推薦型選抜合格実績No.1の早稲田塾では、合格のチャンスを広げるためにするべきこと、出願までのロードマップを1日無料体験にてご紹介しています。総合型・学校推薦型選抜を活用するには、入試情報の収集がカギを握ります。是非お気軽にお申し込みください。
留学経験はどのような強みになる?
留学で培った英語力は、総合型・学校推薦型選抜のみならず一般選抜でも評価されます。現在は英語外部試験のスコア基準を出願資格として課す大学も増えてきており、今後もその傾向は加速するでしょう。国際系の大学・学部の総合型選抜、二次試験では英語での面接が課されることもあるため、留学で培った実践的な英語力はかなり強力なアドバンテージとなります。また、物事を多面的に考える思考力を持っていることも、留学経験者が総合型選抜において有利になる理由の一つ。留学で様々な文化に触れる中で、自然と広くなっていく視野や物の考え方は、自己分析や研究テーマの追究が必要不可欠な総合型選抜において重要な土台となります。
・英語面接で力を発揮できる
・自己分析や研究テーマの追及ができている
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これから留学に行く高校生必見!
総合型選抜を有利に進める、留学中の心構え
留学は長いようであっという間。最初の数週間は日本とは異なる文化や環境に順応することに必死でストレスがたまり、中にはホームシックに陥ってしまう人も。
留学で最も大切なのは、「目的意識を持つ」ということです。ただ何も考えずに一日一日を過ごすのではなく、「留学先で自分が何をしたいのか?」「留学を通してどんな力を身につけたいのか?」を常に初心に返って自分自身と向き合い、留学を有意義なものにしましょう。おすすめは、留学先での課外活動に積極的に参加すること。自ら積極的に行動すればするほど、学びの幅は大きくなります。その際、学んだことや感じたことをまとめておくと後々大学に出願する際の書類執筆に役立ちます。留学経験を強みにするために、「あなただけの気づきと成長」を大切にしましょう。
どのような大学・学部が良い?
総合型・学校推薦型選抜には、グローバルな人材を求めるために実施している帰国生入試や、留学で培った語学力を活かすことのできる入試が多くあります。
例えば早稲田大学政治経済学部では「グローバル(海外就学経験者)入試」を実施しています。こちらは、「⽇本の教育制度以外の課程にて教育を実施する日本国外に所在する外国の中等教育機関に継続して2年間以上在籍した者」といった出願資格があるため、いわゆる帰国生・海外生が対象となる入試です。
また、中央大学の「英語運用能力特別入試」、国際教養大学(AIU)の「総合選抜型入試」、関西学院大学の「グローバル入試」などでは、出願資格や英語小論文など留学で培った英語力を存分に活かすことができます。
その他にも、留学経験を活かせる入試はたくさんあります。ここでは実際に、海外留学の経験を活かして総合型・学校推薦型選抜で現役合格した早稲田塾生をご紹介します!
作本笑梨さん 立教大学 経営学部(自由選抜入試)
淑徳巣鴨高校出身
高校1年生から高校2年生にかけてアメリカ留学をしていました。留学をする前から総合型選抜での大学入試を視野に入れていたこともあり、留学当初はホームレスの貧困問題について探究をしようと考えていたのですが、アメリカで生活をしていく中でまだ着ることができるはずの衣類が大量に廃棄されていることを知りました。このことから将来は衣服ロス解決のための衣服循環型社会を促進していきたいと考え、大学ではグローバルな視点から経営学について学びたいと思っています。
左近麗咲子さん 横浜市立大学 国際商学部(総合型選抜)
日本大学高校出身
通っていた高校の「単位認定留学制度」を活用して、高校2年生の1年間アメリカ留学をしていました。留学先の高校では人種の偏りがあり、日本人は私1人だけという状況でした。その中で私は「自分が日本代表だ!」という気概でコミュニケーションをとり続け、帰国前には多くの友達に日本の良さを広めることができました。この経験から将来は「日本でのロケーション撮影を誘致する新たな組織を起業・経営したい」という探究テーマのもと、日本の情報発信と文化理解を世界に向けて促進したいと思っています。
留学経験者必見!総合型選抜までの道のり
日本に帰国後、どんな準備をすれば総合型選抜での大学入試を有利に進めることができるのでしょうか。
まず、日本に帰国後も英語力を維持し続けること。せっかく留学で培った英語力が、帰国してから低下してしまってはもったいないですよね。日本で英語力を維持、向上させるためには、毎日少しでも英語に触れることが重要です。英語音声を聞いて即座に復唱するシャドーイングや、聞いた英語を一言一句書き取るディクテーションを行う、英字新聞を読んで要約するなど、自分の生活リズムに合わせて継続できそうなことから少しずつ行っていきましょう。
そして自信がついてきた頃には、英語外部試験の受験をすると良いでしょう。総合型選抜のみならず、一般選抜においても英語資格のスコア提出を求める大学・学部は増えてきています。国際系の大学・学部でなくても、高い英語スコアを持っていることは有利になるので、早めのうちに取得しておきましょう。
次に、留学時の記憶が薄れないうちに留学での活動やそこから考えたことを「ポートフォリオ」として独自の視点でまとめましょう。特に大切なのは、その経験から自分が何を感じたか。振り返っていくうちに、徐々に自分が大学で学びたいことや研究したいことが見えてくるでしょう。
・英語外部試験の受験(英検、IELTSなど)
・留学中の活動や考えたことのまとめ